2022年10月、マネックス証券で多くの資金を集めたのは以下のファンドだった。
第1位「楽天日本株4.3倍ブル」の概要
マネックス証券の10月ランキング1位は、「楽天日本株4.3倍ブル」だった。同ファンドは、国内の株価指数を対象とした先物取引を積極的に活用することで、日々の基準価格の値動きが国内株式市場の値動きに対して概ね4.3倍程度となることを目指して運用を行うブル型ファンドである。短期間で大きな利益を狙えるファンドだが、9月末時点における1年間騰落率は-54.4%と大きく下落している。ハイリスク・ハイリターンのブル型ファンドなので、積極的にリスクを取れる投資家以外は購入しない方がいいだろう。
■楽天日本株4.3倍ブル
基準価額 8,409円
信託報酬 1.243%(年率・税込)
純資産残高 488.77億円
<騰落率>
1カ月 -28.9%
3カ月 -10.0%
6カ月 -33.1%
1年 -54.4%
※9月末時点
全体を見て:ベア型ファンドが人気
マネックス証券ではブル型ファンドだけでなく、ベア型ファンドの人気も高かった。ランキング3位の「楽天日本株3.8倍ベアⅡ」は、国内株価指数を対象にした先物取引を積極的に活用することで、日々の基準価格の値動きが国内株式市場全体の値動きに対して概ね3.8倍程度反対となることを目指して運用を行うベア型ファンドである。9月は+26.6%のプラスリターンとなったものの、10月末時点における基準価額は5,750円と、9月末の7,495円に比べて約24%の下落となっている。ブル型ファンド同様、ベア型ファンドもハイリスク・ハイリターンの金融商品なので、積極的にリスクを取れる投資家以外は購入しない方がいいだろう。
■楽天日本株3.8倍ベアⅡ
基準価額 7,495円
信託報酬 1.243%(年率・税込)
純資産残高 47.92億円
<騰落率>
1カ月 26.6%
3カ月 -5.3%
6カ月 4.8%
※9月末時点