マイナンバーカードでトクする
ライトFIRE後、身分証明や納税などの手続きに重宝するのがマイナンバーカード。まだ持っていない方は、早めに取得しておくことをお勧めします。
マイナンバーは法律により、社会保障、税、災害対策の3分野で使用されることが定められています。
代表的なものが「年金記録」で、マイナンバーは住民基本台帳ネットワークが土台となっているため、引っ越しで住所が変わったりした場合も速やかに年金情報に反映されます。
公的給付を受ける際にも、マイナンバーの提示が必須です。
さらに、マイナンバーカードがあると全国のコンビニエンスストアのマルチコピー機から住民票や印鑑登録証明書などが取得でき、しかも、役所の窓口より交付料金も安くなります。
カードをつくると行政手続きの専用サイト「マイナポータル」が利用でき、国民年金の加入手続きや免除申請、介護保険の要介護・要支援認定の申請、被災時の罹災証明書の発行申請などの行政手続きをスマートフォン(スマホ)やパソコンで済ませられます。
マイナンバーカードの健康保険証利用も今後、徐々に広がってきそうです。高齢になると医療費控除の申告(50項)をする機会が増えますが、健康保険証の登録を行えば、申告の際に前出のマイナポータルを通じて医療費通知情報を自動入力することができるようになり、これまでのように医療費の明細書を作成する手間が省けます。加えて、電子申告(イータックス)を利用すれば、スマホからワンストップで申告が可能です。
気をつけたいのは、マイナンバーカードは申請から交付まで1カ月ほど時間がかかり、本人が住所地の自治体に出向いて受け取らなければならないことです。
これに対し、健康保険証の登録は自治体の窓口に加え、マイナポータルからもできます。さらに、預貯金口座を登録する際も、メガバンクなどでは窓口に加えて専用のアプリを用意しています。結果として両方とも登録自体にそれほど時間はかからず、手続きもさほど煩雑ではないようです。
POINT
健康保険証登録を行えば医療費控除の申告もラクに