限定追加型ファンドとは

「限定追加型ファンド」とは、追加型株式投資信託のうち、最初の設定から一定期間は新規の資金を追加できるが、その後の追加は分配金の再投資やスイッチング(現在保有している投資信託を売却して他の投資信託を購入すること)による購入に限定している投資信託で、追加設定で投資元本をあえて増加させず、安定した運用を行うことを目的としている。

限定追加型ファンドは、最初の募集期間にしか購入することができない単位型ファンドと似ている。しかし、限定追加型ファンドは分配金の再投資やスイッチングの追加設定が可能な点で単位型ファンドと異なり、投資信託協会では追加型に分類しているのだ。

2022年の新規設定額ランキング上位は「限定追加型ファンド」が多い

2022年の株式市場は軟調な展開が続いていることもあって、新規設定ファンドには債券型が多い。そして、その当初設定額のランキングをみると、以下のように「限定追加型」がほとんどだ。この傾向が来年も続くかどうかに注目している。

出所:三菱アセット・ブレインズ提供のデータを基に編集部作成