2022年9月、マネックス証券で多くの資金を集めたのは以下のファンドだった。

第1位「楽天日本株4.3倍ブル」の概要

マネックス証券の9月ランキング1位は、「楽天日本株4.3倍ブル」だった。同ファンドは、株価指数先物を積極的に活用することで、日々の基準価格の値動きが国内株式市場の値動きに対して概ね4.3倍程度となることを目指して運用を行うブル型ファンドである。8月は3.7%のプラスリターンとなったものの、9月末時点における基準価額は8,409円と、8月末の11,834円に比べて約29%の下落となっている。同ファンドはハイリスク・ハイリターンのブル型ファンドであり、積極的にリスクを取れる投資家以外は購入しない方がいいだろう。

■楽天・日本株4.3倍ブル  
基準価額 11,834円
信託報酬 1.243%(年率・税込)
純資産残高 461.36億円

<騰落率>
1カ月  3.7%
3カ月  8.1%
6カ月 13.7%
1年   -21.7%

※8月末時点

全体を見て:日経平均株価を対象にしたインデックスファンドが人気

マネックス証券の9月ランキングでは、日経平均株価を対象にしたインデックスファンドが3つランクインしている。ランキング4位の「日経225ノーロードオープン」は、日経平均株価(日経225)に連動する投資成果を目指して運用を行うインデックスファンド。純資産残高は2,000億円を超えており、国内の株価指数を対象にしたインデックスファンドの中では最大規模を誇る。日経平均株価を対象にしたインデックスファンドは株式市場が下落する局面で買いが増える傾向にあり、10月以降も株価下落局面では同ファンドに買いが入る可能性は高いだろう。

■日経225ノーロードオープン 
基準価額 20,205円
信託報酬 0.55%
純資産残高 2,123.07億円

<騰落率>
1カ月 1.04%
3カ月 3.02%
6カ月 6.74%
1年   1.15%

※8月末時点