2022年7月、りそな銀行で多くの資金を集めたのは以下のファンドだった。

第1位「アムンディ・サステナブル・インカム・ファンド」の概要

りそな銀行の7月ランキング1位は、「アムンディ・サステナブル・インカム・ファンド」だった。同ファンドは、世界の株式や債券に投資し、持続的なインカムの確保とキャピタル収益の獲得を目指すアクティブファンドである。MLPやREIT、ハイイールド債券、新興国債券など利回りの高い資産に投資しているので、同ファンドのポートフォリオの利回りも7.93%と高い。6月末時点における1年間騰落率も14.74%と好調だ。高いリターンが期待できるファンドとして、8月以降もりそな銀行のランキング上位に入る可能性は高いだろう。

■アムンディ・サステナブル・インカム・ファンド
基準価額 13,385円
信託報酬 1.58%(年率・税込)
純資産残高 208.5億円

<騰落率>
1カ月 -0.74%
3カ月  2.88%
6カ月 10.88%
1年    14.74%

※6月末時点

全体を見て:「りそなラップ型ファンド」が人気

りそな銀行では、7月も「りそなラップ型ファンド」の人気が高かった。ランキング4位の「安定成長型」は、目標リターンで「短期金利+4%」を目指す。国内外の債券や株式、リート(不動産投資信託)に分散投資するので、安定的なリターンが期待できる。ただ、6月末時点における1年間の騰落率は-3.0%となっている。インフレ懸念が強まり、世界中で金利が上昇。株式や債券、リートに分散投資してもほとんどの資産がマイナスになっているからだ。ただ、長期的には安定的なリターンが期待できるファンドなので、短期的な値動きには一喜一憂せず、10~20年といった長期での運用を心がけるべきだ。

■りそなラップ型ファンド(安定成長型)  
基準価額 12,064円
信託報酬 1.1%(年率・税込)
純資産残高 523億円

<騰落率>
1カ月 -1.8%
3カ月 -4.6%
6カ月 -6.5%
1年    -3.0%

※6月末時点