6月の資金流入額1位は「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」(583.18億円)

外国株式型ファンドの6月資金流入額1位は、「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」だった。同ファンドは、米国を代表する株価指数であるS&P500種株価指数(配当込み、円換算ベース)に連動する投資成果を目指すインデックスファンドである。6月は2.0%のマイナスリターンとなったが、高水準の資金流入が続いている。純資産残高も1兆2,547.79億円となり、国内公募追加型株式投資信託(ETF除く)の中で2番目の大きさだ。7月以降も高水準の資金流入が続くかどうかに注目している。

■eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)  
基準価額 18,301円
信託報酬 0.0968%
純資産残高 1兆2,547.79億円

<騰落率>
1カ月 -2.0%
3カ月 -7.0%
6カ月 -4.7%
1年    11.3%

※6月末時点

6月のリターン1位は「ワールド・ゲノムテクノロジー・オープン Bコース(為替ヘッジなし)」(11.93%)

6月の外国株式型ファンドのリターン1位は、「ワールド・ゲノムテクノロジー・オープン Bコース(為替ヘッジなし)」だった。同ファンドは、世界主要市場のバイオテクノロジー関連企業の株式に投資するアクティブファンドである。ナスダック・バイオテクノロジー株指数(米ドルベース)の6月の騰落率は0.48%の下落となったものの、円安・ドル高が進んだことやシージェン、サイトカイネティックスといった組入銘柄が上昇したことにより、11.93%と高いリターンになった。良好な治験結果やM&Aが発表されていることから、バイオ医薬品企業にとっては追い風になる可能性が高いだろう。

■ワールド・ゲノムテクノロジー・オープン Bコース(為替ヘッジなし)
基準価額 26,448円
信託報酬  2.09%
純資産残高 217億円

<騰落率>
1カ月 11.9
3カ月  4.0%
6カ月 -7.7%
1年   -11.7%

※6月末時点