エマージング株式型の5月資金流入額1位は「高成長インド・中型株式ファンド」(25.15億円)

エマージング株式型の5月資金流入額1位は「高成長インド・中型株式ファンド」の25.15億円だった。同ファンドはインドの中型株式を主要対象とするアクティブファンドである。中型株式とは、ニフティ500の時価総額1~350位の規模を有する銘柄で、大型株や小型株に投資することもある。5月は5.7%のマイナスリターンとなったが、6カ月では4.3%、1年では19.0%と高いリターンになっている。好調なパフォーマンスを背景に、6月以降も資金流入が続く可能性は高いだろう。

■高成長インド・中型株式ファンド  
基準価額 10,551円
信託報酬 2.0505%
純資産残高 670.41億円

<騰落率>
1カ月 -5.7%
3カ月  4.8%
6カ月  4.3%
1年    19.0%

※5月末時点

エマージング株式型の5月リターン1位は「テーマレバレッジ中国ニューエコノミー2倍」(14.62%)

エマージング株式型の5月リターン1位は「テーマレバレッジ中国ニューエコノミー2倍」の14.6%だった。同ファンドは、中国ニューエコノミー関連株式に、純資産総額の2倍程度を投資するファンドである。中国ニューエコノミー関連株式とは、ITと既存産業の融合によって生まれる中国の新たな産業や技術に関連する株式のことである。5月は14.6%と高いリターンになったが、6カ月では-58.2%、1年は-68.1%と大きなマイナスリターンとなっている。ハイリスク・ハイリターンのファンドなので、積極的にリスクを取れる投資家以外は購入しないほうがいいだろう。

■テーマレバレッジ中国ニューエコノミー2倍
基準価額 3,489円
信託報酬 1.4055%
純資産残高 1.19億円

<騰落率>
1カ月  14.6%
3カ月 -33.5%
6カ月 -58.2%
1年    -68.1%

※5月末時点