2022年4月から、改正民法によって成人年齢が引き下げられました。これにより、今までは未成年だった18歳と19歳の方が成人扱いとなります。未成年者が親権者の同意なしに締結した契約は取り消せますが、今後は18歳、19歳の方が独断で行った契約も取り消せなくなってしまいます。

特に最近では、ネット上で若者が詐欺被害に遭う事例が増えているので、10代の方は十分に注意が必要な状況といえるでしょう。

今回は若者が狙われやすい「無料商法」に引っ掛かってしまった萌夏さん(18歳)の事例をもとに、若者を狙う詐欺の実態を見てみましょう。

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萌夏さん(18歳)の場合

萌歌さんはごく普通の大学生です。勉強を頑張って希望していた大学に合格し、今年の4月に入学しました。高校までは実家で家族と暮らしていましたが、大学入学と同時に下宿し、初めての1人暮らしです。

大学にも徐々に慣れてきて、下宿先や大学の周辺を探検がてら散歩したり、好きなカフェ巡りをしたりする機会も増えてきました。

目についたエステの「無料体験」

萌歌さんの趣味はネットサーフィンや動画鑑賞。必要な情報はほとんど全てスマホで収集し、娯楽もほとんどスマホで完結します。ドラマや映画を見たり、ネットショッピングをしたりLINEやTwitterなどのSNSを使ったりして日々楽しんでいました。