30代、時間を味方につけた王道の投資方法を

投資信託は、基準価額(投資信託の値段)が日々変動し、元本割れすることもあります。投資信託の購入で資産形成をするとなると、その始めるタイミングが難しいと考えられるかもしれません。

積立投資は、投資信託を毎月決まった日に一定額購入して投資し続ける方法です。この購入方法によって、「ドル・コスト平均法」にもなり、基準価額が上がっている時では少ない口数で購入する一方、下がっている時は多い口数で購入できます。

※証券会社によっては毎日設定などもありますが、一般的には毎月購入です。

投資信託1万口の基準価額が1万円だった場合、1万円で買えるのは1万口です。もし、基準価額が1万2000円に上がった場合、8333口しか購入できなくなる一方、8000円まで下がった場合は1万2500口購入できることになります。基準価額が上がっても下がっても、定額で(この場合1万円)で毎月購入し続けることになります。

このように、一度にまとまった金額を投資する一括投資と異なり、積立投資は時間的に「購入するタイミング」を分散させることによって、高値での購入をある程度避けることができるようになります。これにより、長期的に右肩上がりの商品に投資し続ければ、運用益で徐々に資産を増やしていくことが可能となります。リスクは抑えながら安定的に資産が増やせる投資方法と言えます。