2022年4月第5週、大和証券で多くの資金を集めたのは以下のファンドだった。
第1位「ダイワJ-REITオープン(毎月分配型)」の概要
大和証券の4月第4週ランキング1位は、「ダイワJ-REITオープン(毎月分配型)」だった。同ファンドは国内のREIT(不動産投資信託)に投資し、東京証券取引所が算出・公表している「東証REIT指数(配当込み)」に連動する投資成果を目指すインデックスファンドである。3月は6.8%のプラスリターンとなったが、4月末時点における基準価額は2,827円と、3月末の2,923円に比べて3.3%の下落となった。ただ、4月の東証REIT指数は1,950~2,050ポイントのボックス圏での推移となり、比較的底堅い動きとなった。国内外で金利が上昇傾向にあることはマイナス材料であるが、安定的に分配金が期待できることから、投資資金の避難先になっているからだ。3月末時点におけるJ-REIT全体の分配金利回りは3.66%となっている。5月以降もインカムゲイン狙いの投資家から買いが入る可能性は高いだろう。
■ダイワJ-REITオープン(毎月分配型)
基準価額 2,923円
信託報酬 0.792%(年率・税込)
純資産残高 3,926億円
<騰落率>
1カ月 6.8%
3カ月 -2.1%
6カ月 -1.9%
1年 2.3%
※3月末時点
全体を見て:「ダイワ・ノーロード」シリーズが人気
「ダイワ・ノーロード」シリーズが、以下のように3つランクインしている。
2位 ダイワ・ノーロード 日経225ファンド
9位 ダイワ・ノーロード 外国株式ファンド
10位 ダイワ・ノーロード TOPIXファンド
2位の「ダイワ・ノーロード 日経225ファンド」は、日経平均株価(日経225)に連動する投資成果を目指すインデックスファンドである。3月は5.7%のプラスリターンとなったものの、4月末時点における基準価額は15,118円と、3月末の15,670円に比べて3.6%の下落となった。ウクライナ情勢の緊迫化や米長期金利の上昇を嫌気したからだ。ただ、日経平均株価に連動するインデックスファンドは、株価が下落する局面で買いが増える傾向にある。5月以降も、株価が下落する局面では同ファンドに買いが入る傾向は続くだろう。
■ダイワ・ノーロード 日経225ファンド
基準価額 15,670円
信託報酬 0.55%(年率・税込)
純資産残高 17億円
<騰落率>
1カ月 5.7%
3カ月 -2.6%
6カ月 -4.8%
1年 -3.4%
※3月末時点