教育ローンを返済したら、iDeCoを始めよう

上のお子様が短大を卒業されたら、教育費のうち少なくとも授業料2万円はかからなくなりますね。その分はもちろん貯蓄に回しましょう。簡単に引き出せると使ってしまう、ということでしたら、積立式定期預金を利用します。

また、教育ローン返済もあと3年でおしまいですよね。返済に充てていた分をiDeCoに切り替えましょう。

ところで、下のお子様が高校進学した場合、支出額はどう変化するでしょうか。

公立の場合、授業料は無償化されています。私立高校についても、両親合算の収入が、市町村民税の課税標準額×6％－市町村民税の調整控除の額 ＜ 15万4500円であれば、国から39万6000円の支援を受けられます。具体的には、両親と子ども2人（高校生、小学校か中学生）の家庭の場合、年収が約590万円未満であれば、年額39万6000円の支援があります※2。

※2 出所：文部科学省「私立高等学校授業料の実質無償化」リーフレット

現在の小畑家の収入はこの支援の対象となり、私学の場合でも親御さんの負担は2万円程度。現在の教育費から3万円分を貯蓄に回しても問題はありません。

ただし、高校生になると多くの自治体で医療費の無償化の対象外になります。思わぬ医療費がかかってくる可能性は頭の片隅に置いておいてくださいね。