漫画は日本を代表する文化のひとつです。海外でも人気を集めており、特に90年代初頭に『ドラゴンボール』や『美少女戦士セーラームーン』などの人気タイトルが現地言語で出版されたフランスでは、漫画市場が大きく発展しました。今や「Manga」は世界の共通語になりつつあります。

そして今日2月9日は「漫画の日」です。なぜ今日が漫画の日なのか、その由来と昨今の出版業界を救った『鬼滅の刃』について確認しましょう。

漫画の神様、手塚治虫の命日

漫画の日は漫画専門の古書店「まんだらけ」によって定められました。2月9日としたのは、漫画の神様と呼ばれる手塚治虫(本名:手塚治)の命日に由来しています。

手塚治虫は『鉄腕アトム』や『ブラック・ジャック』で知られる伝説的な漫画家です。18歳のときに『マアチャンの日記帳』で漫画家デビュー後、数々の名作を生み出しました。生涯の作品数は約700タイトル、ページ数では15万枚にもなるそうです。

出所:手塚治虫公式サイト

手塚治虫は1989年2月9日、胃がんのため60歳で亡くなります。まだたくさんの作品を作っていただろう巨匠の死に、日本は大きな悲しみに包まれました。

手塚治虫をしのんで定められたのが本日の漫画の日ですが、実は漫画の日とされるものはほかにもあります。例えば11月3日は文化の日ですが、2002年に日本漫画家協会と複数の出版社が「まんがの日」としました。漫画を文化として認知してほしいという思いが込められているほか、手塚治虫の誕生日でもあるのです。また、漫画を用いた風刺週刊誌『パンチ』がイギリスで創刊された7月17日を漫画の日とするケースもあります。

年に3回も記念日があるのは、それだけ漫画が日本で愛されている証拠といえるでしょう。うち2回が手塚治虫に由来していることも、氏が漫画の神様として慕われている証といえそうです。