公募株式投資信託(ETFを除く)の純資産総額は6.6%の減少
純資産総額 81.865,389百万円(-5,728,569 百万円)
ファンド数 5,620本(+5本)
公募株式投信(ETF除く)の純資産総額は5兆7286億円(約6.6%)減の81兆8,654億円と、2カ月ぶりに減少した。1月はS&P500種株価指数が5.3%安、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数が約9%安と、2020年3月以来の大幅な下げを記録。日経平均株価も約6%の下落となるなど、主要株価指数の下落によって、国内外の株式で運用する投資信託を中心に純資産総額が減少した。ただ、複合資産・外国株式型ファンドなどに資金流入が続いたことから、1月は9,016億円の純資金流入となり、14カ月連続で流入超過となった。
全カテゴリーのリターンがマイナス
2022年1月は、2020年のコロナショック以来、1年11カ月ぶりにすべてのカテゴリーがマイナスリターンとなった。資産別リターン下位は、以下の通り。
1.外国株式 -8.8%
2.国内株式 -7.3%
3.REIT -6.1%
4.エマージング株式 -2.3%
5.ハイイールド債券 -2.1%
とくに米国株式に投資するタイプのファンドの下落が目立った。FRB(米連邦準備制度理事会)による金融引き締めが意識され、米国株式市場が大きく下落したからだ。外国株式型ファンドへの資金流入は続いているものの、1月の流入額は約4,730億円と前月の約9,320億円からは半減している。2月に入っても株式市場は上値の重い展開が続いているが、資金流入額がさらに減るかどうかに注目だ。