「その先」に見えてきたもの
日本証券業協会が10月21日に公表した「2040年に向けた我が国金融資本市場のビジョンについての懇談会」中間報告。「家計等の資金が経済成長を支え、幅広い層がその成果を享受する好循環」という目指す姿は、政府の資産運用立国政策と見事に重なる。
「貯蓄から投資へ」は長年の合言葉だ。NISAの普及で掛け声は日常に根づき始めたが、証券口座が増えるだけで経済が成長するわけではない。家計の資金が企業の挑戦を支え、その成果が賃金や配当、資産価値の向上となって家計に戻る。報告書は金融商品の販売を超え、成長を支える市場づくりという証券業界の役割を問い直している。

