<前編のあらすじ>
上京した母の願いで、郷里にある父のお墓の「墓じまい」に向けて動き出した中沢淳美さん(仮名)。しかし、菩提寺に申し出ると離檀料と閉眼供養料で200万円という高額な費用を請求されます。
減額を求めて菩提寺に電話での交渉を試みるも「これまで世話になってきたくせに」と逆ギレされ、八方塞がりの状況に陥ってしまいました。
●前編:「まさかそんなに高いとは」墓じまいの“高額請求”に衝撃…菩提寺と交渉した50代女性を襲った「最悪の展開」
墓じまいに200万円? 相場とのギャップに衝撃
地方の墓じまいが厄介だという話は友人や同僚から何度か聞いたことがありますが、自分が当事者となって、確かにこれは一筋縄ではいかないなと痛感させられました。
私はひとりっ子で、父は既に亡く、故郷の実家には母が暮らしていました。しかし、2年ほど前に腰椎を痛めて歩くのが困難になり、「どうせなら娘の近くに行きたい」と私が夫と暮らすマンションの近くの介護付き老人ホームへと移ってきました。
母は父が亡くなった10年ほど前から「終活」と称して身辺整理や遺言書の作成などを始めていたので、実家の片付けはさほど苦ではなく、加えて、ラッキーなことにすぐに売れました。どうやら、母が住んでいた時から「ここなら買いたい」という人がいたようです。
一方で、苦戦したのが、父が眠る菩提寺の墓じまいでした。
母に頼まれて菩提寺に相談に行きましたが、そこで告げられたのは離檀料と閉眼供養料が合わせて200万円かかるということでした。
ネットで調べてみたら、安いところで5万円、相場はせいぜい10万~30万円です。しかも、離檀料はお布施のようなもので、入檀時の契約でもない限り、法的な支払い義務はないと書いてありました。
