母と決めたルールで再出発、「もう二度と裏切らない」
意を決した私の告白に、意外にも母はいつもと変わらず、優しく客観的に受け止めてくれた。
そして私がお金を使い果たさないように、一緒にルールを考えてくれたのだった。
まずは収支表をつけること。そして毎月決まった額以上を使わないように、母に通帳を預かってもらうこと。
「カードがあればお金はおろせちゃうけれど、お母さんに通帳を預けるよ。いつでも記帳してチェックしてほしいの」。私が勝手にお金を引き出していない証明として、通帳を母に託すことで、2人で管理することに決めた。
そして看護師でなくてもいいから、早く就職すること。時間があるから、パチンコに行きたくなる。それなら、行かなくてもいいように仕事に没頭すればいい。
そうして私は今、私のように障がいを持つ人を雇ってくれる場所で働いている。
貯金はほぼ使い果たしてしまったが、4、5年前に始めた投資信託が相場に助けられたおかげで完全な無一文になることは避けられた。大きな金額ではないが、無職時代の生活費を補うことができ、本当に助かったと思っている。再就職を果たした今は、給与から毎月少額だが、積み立てている。それだけでなく、個人年金と積立貯金も新たに開始した。
実は今もまだ、ギャンブルを完全には止められてはいない。ただ、確実に言えるのは、パチンコは投資ではないということ。あくまで節制して遊ぶところだと肝に銘じている。
失った貯金は、戻ってはこない。けれど、しっかり働いて積立貯金と個人年金、積立投資信託だけは、続けていこうと思っている。
「私が路頭に迷う心配は、もうしないで大丈夫だよ」
そう母に伝えられるよう、こうして老後に備えている姿を見せ続けることで、これからも頑張っていきたいと心に誓っている。
