<前編のあらすじ>
45歳でパート勤務の恵美さん(仮名)は、会社員の夫と小学生の子ども2人の4人家族。長男の中学受験塾の費用を義実家に援助してもらう代わりに、姑から「息子の税金が増えるから扶養内で働きなさい」と釘を刺されています。
しかし、今後の教育費や援助の継続に不安を感じた恵美さんがFPに相談したところ、夫の税負担が増えたとしても、扶養を外れて恵美さんが収入を増やした方が世帯収入は大きくプラスになるという意外な事実が明らかになりました。
●前編:【「息子の税金が増えるから扶養内で働け」義母に縛られる45歳パート主婦の葛藤…世帯年収900万でも“教育費の壁”に恐怖するワケ】
義実家の援助が途絶えたら「大学費用」が枯渇!?
恵美さんは、なるべく働きたいと思いつつも、今は子どもの受験勉強のサポートに忙しく、まだ働ける時間を増やせる状況ではないと言います。しかし、現在の最大の懸念は、義実家の援助がいつまで続くか分からないことです。塾費用は、年間約100万円、中学進学後も学費は年間約120万〜140万ほどかかる見込みです。現在は塾費用を援助してもらっていますが、もし、進学後に支援がなくなれば家計への影響は小さくありません。
中学3年分の学費は約400万円、2人分なら約800万円です。現在大学用に貯めている資金を取り崩さないといけなくなる可能性もあり、今度は大学資金が不足することになるでしょう。
恵美さんは「やっぱり、援助なしではやっていけないですよね」と、ため息をつきながらも「でも、4年後だと、下の子も中学生だし、働く時間を増やせるかもしれません。4年後から年収を250万円に増やせたら、大丈夫ですか?」と言います。
年収が100万円から250万円にアップできれば、150万円増えることになりますから、一人分の学費に相当します。現在の援助額以上ですから、赤字を埋められる可能性が見えてきます。
100万円の収入を250万円に上げることは容易ではありません。しかも、茂之さんの協力は得にくい状況ですが、今一度、状況を伝えて、支援が受けられなくなった場合に備え収入増を検討したいことを話し合ってみてはいかがでしょう。恵美さんも「数字がはっきり分かったので伝えてみます」と言っていました。
