「オルカン」に歴史的な資金流入、流入増の「ゴールド」に波乱
流入額上位20ファンドでは、トップは前月同様に三菱UFJアセットマネジメントが設定する「eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)(愛称:オルカン)」(流入額5890億円、前月2875億円)だった。「オルカン」への資金流入超過額は年末と比較してほぼ倍増した。2024年1月の3539億円、2025年1月の3758億円をも上回る歴史的な流入超過額となった。
第2位に前月同様に「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」(同2948億円、1623億円)(設定は三菱UFJアセット)で、第3位には前月第9位だった「ピクテ・ゴールド(為替ヘッジなし)」(同1194億円、421億円)(設定はピクテ・ジャパン)がジャンプアップした。前月第3位だった「インベスコ 世界厳選株式オープン(ヘッジなし、毎月決算型)」(同1079億円、1355億円)(設定はインベスコ・アセット・マネジメント)は第4位に、前月第4位だった「フィデリティ・グロース・オポチュニティ・ファンド D」(同989億円、1119億円)(設定はフィデリティ投信)が第5位に後退した。そして、第6位には前月第20位だった「SBI・iシェアーズ・ゴールドファンド(ヘッジなし)」(設定はSBIアセットマネジメント)(同675億円、179億円)が、第7位には前月第14位だった「三菱UFJ純金ファンド」(設定は三菱UFJアセット)(同477億円、285億円)が上がった。
資金流入額では純金(ゴールド)に投資するファンド3本(「ピクテ・ゴールド(為替ヘッジなし)」、「SBI・iシェアーズ・ゴールドファンド(ヘッジなし)」、「三菱UFJ純金ファンド」)への増加が目立つ。単純に3本の資金流入額の合計は、2025年12月の885億円から2026年1月には2346億円へと2.65倍になっている。金価格は1月下旬まで大きく上昇し、「ピクテ・ゴールド(為替ヘッジなし)」の基準価額は1月末時点で過去1年間に90.00%上昇するという大幅高になっていた。ただ、1月30日をピークにして2月6日までに1週間で高値から8.11%下落する高値波乱の展開になった。その後、純金価格は持ち直してきているものの、過去1年で2倍近くに値上がりした後だけに、価格がどの水準で落ち着くのか不透明だ。資金流入額の増加が継続するものか見極めたい。

