連続増配36年目に 26年中に新方針を開示へ
最後に株主還元も確認しておきましょう。花王は国内の代表的な「配当貴族」で、連続増配記録は25年12月期で36年目に達する見通しです。花王は配当方針に具体的な数値目標はないものの、これまでの実績から増配は続くものと考えられます。今期(26年12月期)も増配なら、連続記録は37年目となる計算です。
ただし、近年は増配率が低調で息切れ感もあります。増配が従来程度にとどまるなら、株価の支援材料にはなりづらいでしょう。
株主還元は、配当金だけでなく自社株買いにも期待したいところですが、本決算では公表がない可能性があります。花王は直近10年で6度の自社株買いを実施していますが、2月中の公表は21年の1回に限られます。最新の公表は中間決算を開示した25年8月でした。仮に本決算で自社株買いを公表すれば、規模にもよりますが、サプライズで好感される展開はありそうです。
なお、花王は25年11月、機関投資家向けスモールミーティングにおいて資本政策の方針を26年中に発表したい意向を示しています。これまでは営業キャッシュフローベースで40%を成長投資に、20~30%をM&Aに、それ以外を株主還元に振り分けてきました。新しい方針が従来と異なるものであれば、株価は反応するかもしれません。
