40代はリスク資産への取り組みに温度差がある?

40代のNISAに県民性は見られるのか。疑問を確かめるべく参考にしたのは金融庁が2025年11月に公表した「NISA口座の利用状況調査」にある都道府県別・年齢別の口座開設状況。総務省が2025年5月に公表した都道府県別・年齢別の総人口も併せて使用し、口座数を総人口で割って開設率を算出した。NISA口座開設率で見る各都道府県の県民性とは。

【40代】NISA口座開設率ランキング(47都道府県)1位~20位
1位   東京都 39.8%
2位   神奈川県 35.3%
3位   兵庫県 33.4%
4位   大阪府 32.9%
5位   奈良県 32.6%
6位   福岡県 32.3%
7位   徳島県 32.2%
8位   滋賀県 31.8%
9位   香川県 31.5%
9位   愛知県 31.5%
9位   千葉県 31.5%
12位 福井県 30.9%
12位 京都府 30.9%
14位 熊本県 30.6%
15位 鳥取県 30.3%
15位 埼玉県 30.3%
15位 富山県 30.3%
18位 三重県 29.9%
19位 岡山県 29.8%
20位 石川県 29.6%

※一部の金融機関では基準日時点での都道府県別の口座数を集計できなかった等の要因により、金融庁「NISA口座の利用状況(NISA口座数)」(2025年6月末)と一致しない。
出所:金融庁「NISA口座の利用状況に関する調査(都道府県別のNISA口座開設状況/2025年6月末時点)」、人口推計(総務省発表、2024年10月時点)よりFinasee編集部作成

40代のNISA口座開設率ランキング。2位に4.5ポイント差をつけての1位は東京都(39.8%)。2位は同じ首都圏の神奈川県(35.3%)だった。また3位は関西圏から大阪府(32.9%)を抑えて兵庫県(33.4%)がランクイン。なぜこれらの地域ではNISA口座開設率が高いのだろうか。

3都県に共通する特徴の1つとして株式や投資信託といった有価証券になじみがあることが挙げられる。総務省が公表している2024年の家計調査(貯蓄・負債編、二人以上世帯)では、全国の県庁所在地および政令指定都市(全52都市)の平均貯蓄額、株式や投資信託の平均保有額がわかる。これを使って貯蓄額に占める株式の割合を計算したところ、東京都区部は16.8%と全国で最も高く、(兵庫県の)神戸市も12.6%と全国で5番目に高い。同様に貯蓄額に占める投資信託の割合では、(神奈川県の)川崎市は14.7%と全国で2番目、神戸市は11.5%と全国で4番目の高さだった。

メリットが多いNISAだが、株式や投資信託を買わないことには始まらない。もともと株式や投資信託に慣れ親しんでいる土地柄であったことがNISA口座開設にもプラスに作用した可能性もありそうだ。