2026年は「メガ10」「ゴールドプラス」「日本株」?

SBI証券の売れ筋として浮上しているニッセイアセットマネジメントの「ニッセイ・S米国グロース株式メガ10インデックスファンド<購入・換金手数料なし>」(愛称:メガ10)は米国の超大型グロース(成長)株10銘柄の等金額投資で組成されるインデックスファンドで、3カ月に1回(3・6・9・12月)の銘柄見直しを実施し、市場の変化に追随するという特徴がある。2025年12月時点の構成銘柄は、「エヌビディア」「マイクロソフト」「アマゾン」「グーグル(アルファベット)」「ブロードコム」「メタ」「テスラ」「イーライリリー」「ビザ」「マスターカード」になっている。テクノロジー株式だけでなく、ヘルスケアの「イーライリリー」や金融の「ビザ」「マスターカード」が入っていることで、テクノロジー株だけで構成された「FANG+」とは異なる性格がある。過去3年にわたって割高といわれながらも株高を続けてきたテクノロジー株とは異なる超大型株を持っていることが、2026年以降の市場でプラスアファの価値を生むことを期待されているのかもしれない。

また、アモーヴァ・アセットマネジメントの「Tracers NASDAQ100ゴールドプラス」は、米国NASDAQ100インデックスと金(ゴールド)先物にそれぞれ100%相当投資し、純資産総額の200%相当額の投資を行うファンドだ。ゴールド価格は、2026年になって米国のベネズエラ攻撃による地政学リスクの高まりで安全資産としての価値が高まっている。2025年の年末を史上最高値近辺で越年しただけに、再び史上最高値を更新する動きになることもあり得る。

そして、SBIアセットマネジメントが設定する「SBI日本高配当株式(分配)ファンド」は、国内株式の中で配当利回りの高い銘柄の中から、中長期的な成長期待の高い銘柄を選んで投資するファンドだ。2025年11月末時点での同ファンドの配当利回りは3.3%で、同時点のTOPIXの配当利回りの2.2%を大きく上回っている。2025年の国内株式の騰落率は「日経平均株価」が26.18%、「TOPIX」が22.41%であり、米国「S&P500」の16.39%や英国「FTSE100」の21.51%、中国「上海総合指数」の18.41%、インド「SENSEX30」の9.02%などより高い上昇率だった。この2025年の勢いを引き継いで年明けの国内市場は大きな上昇相場になった。2025年までのけん引役であった米国株に代わってこれから国内株が市場をけん引するという動きも期待できよう。

 

執筆/ライター・記者 徳永 浩