動画視聴回数を月数十件から5,000件超へ改善した工夫

同様に動画提供でもID・パスワード入力のハードルを下げて加入者の利便性を図りました。こちらも従来は基金のWebサイトにログインしないとアクセスができない仕組みです。そのため別途、グループのネットワーク内にログイン不要でアクセスできるサイトを新たに作成。導入する投資信託の商品説明のショート動画を用意し、忙しい社員にも家族とも一緒に短時間で商品概要を理解してもらえるよう工夫しました。

配分変更やスイッチングなどの手続きを分かりやすく説明した動画も作成し、運用商品見直しのタイミングに合わせてメルマガをタイムリーに通知したところ、月間数十件だった視聴回数が一気に5,000件を超える大きな成果につながりました。このように「いつでも・どこでも・だれとでも」をキーワードに加入者の利便性を高める施策を展開しています。

課題としては若年層の参加率向上です。無関心層へのアプローチについてもマス向けだけでなく、より絞り込んだターゲットに響くテーマのセミナーを数多く提供していく必要があると考えています。

DC制度担当者の皆さまには「相談できる仲間を作ろう」と伝えたいですね。同じ悩みを持つ社外の仲間とつながり、お互いの経験を共有することで新しいヒントが得られるのではないでしょうか。

富士通企業年金基金 DC運営管理部 担当部長 濱中昇一郎氏(左)

会社概要 本社:神奈川県川崎市 業種:電気機器 加入者数:50,052名