二人以上世帯は資産運用に積極的?
二人以上世帯では傾向に違いが見られるだろうか。
■元本割れを起こす可能性があるが、収益性の高いと見込まれる金融商品の保有(年代別・二人以上世帯)
二人以上世帯で「そうした商品についても、積極的に保有しようと思っている」という積極派は、20代が33.3%と最も高く、30代(25.5%)、40代(22.2%)、50代(15.2%)、60代(14.1%)、70代(9.1%)と、こちらも年代が上がるほど低下傾向にある。
特徴はほとんどの年代で二人以上世帯の方が単身世帯よりも積極的にリスクをとって投資をしたいと考えている点だ。背景には、家計への責任から資産形成への意識が高まったり、家族と将来について話し合う機会があったりとそれぞれの事情があるだろう。また、共働きなど家族に働き手が複数いれば、投資にあてられる資金が単身世帯よりも多くなる可能性もあり、より積極的に運用を行っているのかもしれない。
一方、「そうした商品を保有しようとは全く思わない」という答えは20代が35.7%で最も低く、30代は39.0%、70代では57.2%に達し、こちらも年代が上がるほど保守的になる傾向が見られる。全体的には、同年代であれば単身世帯よりも二人以上世帯の方が積極派が多く、リスクを取って運用をしていく意向にあるようだ。

