住宅購入予定者の 6割以上が「理解に不安あり」

住宅金融支援機構が2025年6月27日に公表した最新調査※では住宅購入予定者1500人に「希望する金利タイプのメリット・デメリットを理解しているか」という質問を行っている。

結果、「十分に理解している」と回答した人はわずか10.5%にとどまった。「ほぼ理解している」と答えた人も25.6%で、合計しても36.1%と全体の4割にも満たない結果となっている。

※住宅ローン利用者の実態調査 【住宅ローン利用予定者調査(2025年4月調査)】(2025年6月27日公表)

希望する金利タイプのメリット・デメリットの理解度

希望する金利タイプのメリット・デメリットの理解度を表した図表
 
出所:住宅金融支援機構「住宅ローン利用者の実態調査 【住宅ローン利用予定者調査(2025年4月調査)】」
 

一方で、「理解しているか少し不安」と回答した人が最も多く40.5%を占め、「よく理解していない」が17.7%、「全く理解していない」が5.7%となった。これらを合計すると実に63.9%と6割以上の人が理解に何らかの不安や不足を感じていることになる。

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