50代の貯蓄事情は? 単身と家族あり、その違いとは

貯蓄事情も気になるのではないでしょうか。収入からどの程度、貯蓄に回しているのかについて単身者と二人以上世帯で見ていきましょう。

出所:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査2023年」(※金融資産保有世帯、実数226)

1位    貯蓄しなかった    35.0%
2位    10~15%未満    14.2%
3位    35%以上    11.9%
4位    5~10%未満    10.6%
5位    20~25%未満    8.0%

50代単身者は収入(臨時収入含む)から「貯蓄しなかった」人が35.0%とトップ。残り65.0%の人は貯蓄したということです。2位以下は「10~15%未満」「35%以上」と、40代と同じ傾向でした。平均は14%と、単身の全世代平均13%並みです。

50代家族あり、少額でも貯蓄に回す割合が高め

 

出所:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査2023年」(※金融資産保有世帯、実数743)

1位    貯蓄しなかった    28.1%
2位    10~15%未満    20.2%
3位    5~10%未満    15.7%
4位    20~25%未満    8.3%
5位    35%以上    8.1%

50代が世帯主の二人以上世帯の1位は「貯蓄しなかった」で、4世帯に1世帯以上でした。貯蓄した人は7割超で、単身者よりも高い結果となりました。

以下、どの程度を貯蓄に回すかですが、35%以上が5位など、同じく3位だった単身者よりも低い傾向にはあります。ただし、少額からでも貯蓄に回す割合は単身者より多くなっています。子どもの教育資金などの負担が若い世代よりも落ち着き、“貯め時”が到来したのかもしれません。

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50代の二人以上世帯が貯蓄に回す割合は平均12%で、二人以上世帯の全世代平均11%並みでした。