2024年8月5日、日経平均株価は記録的な下落となりました。下落幅は4400円超で歴代1位、下落率は-12.4%でブラックマンデー(-14.9%)に次ぐ歴代2位です 。

大きく値下がりしたことで、投資を続けていいか不安を抱えていた人もいるかもしれません。特に新NISAから投資を始めた人は、初めての急落で対処法がわからないという場合もあるでしょう。

株価が急落したとき、私たちはどのように行動すればよいのでしょうか。そこで今回は、投資の心構えを押さえておきましょう。

冷静に対処する!衝動的な売りはNG

株価の急落に直面したとき、避けたいのが衝動的な取引です。損失を抱えたとしても、売買には冷静に判断が求められます。

株価は下落することもありますが、上昇することも当然あり得ます。その両方の可能性を吟味して行うことが、望ましい投資行動といえます。

しかし、いざ損失を抱えると、私たちはつい下落の可能性ばかり考えてしまいます。株価が反転する可能性には目を向けず、まるで損失の拡大が決まっているかのように感じ、売却しがちです。

反対に考えれば、これがいかに非合理的かわかります。下落の可能性に目を向けず、利益が約束されているかのように投資することは、多くの人が危険だと認識するでしょう。これを否定するなら、損失時の衝動的な売りも否定されなければいけません。

保有銘柄が値下がりしたとき、売却を検討することは当然です。しかし、最終的な判断は冷静に行いたいところです。