積立期間12年10カ月で1000万円突破!
毎回のことではありますが、「対元本増加率」は、積立金額を変えてもすべて同じであることが分かります。「年4%」という利回りが同じであれば、投資元本が増える率も同じになるということです。年4%の複利運用と同様に増えていくとすると、積立期間に応じて以下のようにお金が増えていきます。
積立期間10年 … 約1.2倍
積立期間20年 … 約1.5倍
積立期間30年 … 2倍弱
積立期間40年 … 2.5倍弱
毎月5万円の積立ができると、20年の積立元本は1200万円になります。30年だと1800万円、40年だと2400万円にもなります。それを年4%の複利運用と同様に運用できたとすると、20年の元利合計が1800万円を超え、30年の元利合計は3500万円近く、そして40年の元利合計は約6000万円にも達します。
20代のころから毎月5万円の積立投資を続けるというのは、家計運営上、厳しいという人が多いかもしれません。しかし共働き夫婦世帯、または共働きパートナー世帯なら、協力して毎月5万円の積立投資を続けることも不可能ではないでしょう。30年から40年続けられるなら、4000万~5000万円程度の資産を形成することも難しいことではないかもしれません。
また、積立額を毎月5万円まで増やせて年4%で運用できるなら、12年10カ月で1000万円を突破する計算になります。つまり、50代前半までに積立投資をスタートできれば、65歳前後には1000万円程度の資産形成、資産の上積みが狙えるということです。
始めるのに「遅い」なんてことはありません。毎月の積立額をできる限り増やしていけば、その分、それなりの金額になります。40代、50代で積立可能期間が短くなってきていると思っている人ほど、とにかく早く始めることが重要でしょう。
仮に5年でも10年でも、その「時間」が味方になってくれるのです。