5人に1人がiDeCoに加入、平均約2万円を毎月積立

iDeCoは掛金の積立時、運用中、受取時の3つのタイミングで税制優遇があることがメリットの私的年金制度。まずは気になるiDeCo加入率から。調査は家計診断・相談サービス「オカネコ」を運営する株式会社400Fが同サービスの利用者1104人に実施。

出所:株式会社400F「オカネコ iDeCoの利用意向調査」

このように、iDeCoに加入しているのは約2割(23.3%)。「加入を検討中」「加入していた」も合わせると、4割近く(36.4%)が加入に向けた行動を起こしていることが見て取れます。

では加入している人は、毎月どれくらい積み立てているのでしょうか。

 

出所:株式会社400F「オカネコ iDeCoの利用意向調査」


iDeCoは月々5000円から始めることができ、1000円単位で積み立て設定が可能。最も多いのは、「1万円以上2万円未満」で40.5%。平均額は約2万円/月(約2万101円)という結果になりました。

ちなみに最も掛金が高いのは、「自営業/個人事業/自由業」(約2万8036円)でした。これらの職業には退職金制度がなく、年金も通常は国民年金のみ。老後への備えにiDeCoを活用していると推測されます。

掛金の高さでは「自営業/個人事業/自由業」が1位ですが、加入率が最も高いのは公務員(46.9%)。およそ半数が加入している計算です。

「会社員/会社役員」も、約3割(30.1%)が加入しています。会社で3~4人集まれば1人は加入しているということですから、それなりに身近な存在といえそうです。 

調査では具体的な投資内容についても調べています。

出所:株式会社400F「オカネコ iDeCoの利用意向調査」

 このとおり、運用商品は「投資信託」が9割近く(88.3%)。そのうちの約7割が「海外株式」(70.0%)を選んでおり、海外株式に投資する投資信託の人気の高さが伺えます。