当初の3倍以上!チケットの値上げで改善が進む利益率
開業当初の「東京ディズニーランド」の入場料は2500円でした。現在は日によって料金が変動する仕組みが採用されており、通常の1日券(1デーパスポート)は7900~9400円となっています。チケット価格は、40年で実に3倍以上にも値上がりしたことになります。特に近年は値上げに積極的で、2020年から2021年にかけて3度も料金を引き上げました。
チケットの値上げは業績に寄与しているようです。1人あたり売上高は2008年3月期の約1.7倍にまで増加しており、テーマパーク事業の営業利益率は23%台に達しました。
【入園者数とゲスト1人あたり売上高の推移】
出所:オリエンタルランド 決算説明会資料
【テーマパーク事業の売上高と営業利益の推移】
出所:オリエンタルランド 決算説明会資料より著者作成
報道では、オリエンタルランドは「東京ディズニーシー」の拡張に合わせ再びチケットの値上げを実施すると伝えられています。料金が引き上げられれば、業績拡大を期待した資金がさらにオリエンタルランド株式へ向かうかもしれません。