SMBC日興証券の1位は「インベスコ 世界厳選株式オープン<為替ヘッジなし>(毎月決算型)」
世界株式ファンドの人気も継続している。SMBC日興証券のランキング1位は「インベスコ 世界厳選株式オープン<為替ヘッジなし>(毎月決算型)」だった。同ファンドは、「インベスコ世界先進国株式マザーファンド」を通じて、日本を含む世界各国(新興国を除く)の株式のうち、独自のバリューアプローチに基づき、世界的に割安と判断される株式に投資する。原則として、為替ヘッジは行わない。4月末時点における1年騰落率は+17.01%と高く、6月以降もSMBC日興証券のランキング上位に入るかどうかに注目している。
■インベスコ 世界厳選株式オープン<為替ヘッジなし>(毎月決算型)
基準価額 8494円
信託報酬 1.903%(年率・税込)
純資産残高 4470.41億円
<騰落率>
1カ月 1.14%
3カ月 5.11%
6カ月 12.19%
1年 17.01%
※4月末時点
インド株ファンドが上位にランクイン
みずほ証券とSMBC日興証券では、インド株を対象にしたファンドが上位にランクインしている。
みずほ証券
2位 新光ピュア・インド株式ファンド
SMBC日興証券
4位 高成長インド・中型株式ファンド
インドの経済成長への期待は高まっている。IMF(国際通貨基金)のデータによると、2022年のGDP(国内総生産)上位5カ国は、アメリカ、中国、日本、ドイツ、インドの順だった。
しかし、インドの成長は目覚ましく、2027年には日本やドイツを抜いて3位になると予想されている。国連のデータでは、インドが人口で中国を抜いて世界一になったということで、経済成長への期待もますます高まっている。インドの経済成長を取り込むには、インド株への投資が有効なものの、これまではコストが高い商品が多く、手を出しにくい状況だった。
ただ、3月に新規設定された「iFreeNEXT インド株式インデックス」は、信託報酬が年0.781%で購入手数料が無料。インドの代表的な株価指数である「ニフティ50」への連動を目指すインデックス(指数連動型)ファンドである。大手証券では販売会社はないが、SBI証券や楽天証券、マネックス証券などネット証券を中心に販売されている。インド株を対象にしたファンドへの資金流入が続くかどうかに注目している。
■新光ピュア・インド株式ファンド
基準価額 1万3986円
信託報酬 2.06%(年率・税込)
純資産残高 405.68億円
<騰落率>
1カ月 4.6%
3カ月 4.0%
6カ月 -8.4%
1年 5.3%
※4月末時点
■高成長インド・中型株式ファンド
基準価額 9903円
信託報酬 2.0505%(年率・税込)
純資産残高 1096.96億円
<騰落率>
1カ月 3.6%
3カ月 3.8%
6カ月 -9.0%
1年 -2.2%
※4月末時点
文/山下 耕太郎