2023年3月、SBI証券で多くの資金を集めたのは以下のファンドだった。

第1位「SBI・V・S&P500インデックス・ファンド」の概要

SBI証券の3月ランキング1位は、「SBI・V・S&P500インデックス・ファンド」だった。同ファンドは、米国を代表する株価指数であるS&P500種株価指数(円換算ベース)に連動する投資成果を目指すインデックスファンドである。3月7日、「SBI・Vシリーズ」のインデックスファンドの純資産残高が1兆円を突破したとの発表があった。その中でも約8000億円の純資産残高を誇るのが「SBI・V・S&P500インデックス・ファンド」である。つみたてNISAやiDeCoの普及により、インデックスファンドの純資産残高は増加しており、2024年より開始される新NISAの導入でさらなる拡大が期待されている。特に「SBI・V・S&P500インデックス・ファンド」は人気が高く、今後も純資産残高の増加が期待できるだろう。

■SBI・V・S&P500インデックス・ファンド
基準価額 1万7610円
信託報酬 0.0938%(年率・税込)
純資産残高 7999.48億円

<騰落率>
1カ月  3.69%
3カ月 -0.83%
6カ月 -1.03%
1年     8.62%

※2月末時点

全体を見て:インデックスファンドが人気

SBI証券では、インデックスファンドの人気が高かった。ランキング2位の「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」は、「MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス(配当込み、円換算ベース)」に連動する投資成果をめざすインデックスファンドで、このファンド1本で全世界の株式に国際分散投資できる便利なファンドである。「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2022」の投票において1位に選ばれており、個人投資家の人気も高い。3月以降も、同ファンドがSBI証券のランキング上位に入る可能性は高いだろう。

■eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
基準価額 1万7131円
信託報酬 0.1144%(年率・税込)
純資産残高 9115.8億円

<騰落率>
1カ月 2.6%
3カ月 0.7%
6カ月 1.3%
1年    8.6%

※2月末時点