お肉を食べるとがんになるって本当?

上述の通り、日本人は年々お肉をたくさん食べるようになっています。消費量が増えていることで、健康面を心配する人もいるかもしれません。お肉を食べることは、健康にどのような影響があるのでしょうか。

国立がん研究センターによると、2015年10月、国際がん研究組織(IARC)は赤肉(牛・豚・羊など)や加工肉は一定の発がん性があると発表しました。大腸がんなどに対する研究から、赤肉は「おそらく人に対して発がん性がある」、加工肉は「人に発がん性がある」と判定したようです。

ただし国立がん研究センターは、国際がん研究組織の評価が、私たちに直ちに当てはまるわけではないとも伝えています。国際がん研究組織の発表は全世界地域の論文を基に行われているものの、それら地域の食肉摂取量はおおむね1日あたり50~100グラム、中には200グラム以上の地域も含まれており、日本人(同63グラム)よりも相当に大きいと指摘しました。

国立がん研究センターは国内の男女約8万人を対象に、赤肉・加工肉の摂取量と大腸がんの発生リスクを調査しています。それによると、平均的な日本人の摂取量なら赤身肉や加工肉が大腸がんのリスクに与える影響はない、またはあっても小さいとしました。

ただし同研究でも、一定以上の量を食べたグループでは結腸がんのリスク上昇がみられたようです。やはりお肉の食べすぎは体に良くないのかもしれません。

出所:国立がん研究センター 赤肉・加工肉のがんリスクについて