老後資金の中心は公的年金
「入るお金」はまず「ねんきん定期便」を確認する

公的年金の加入者には、毎年誕生月にハガキか封書で「ねんきん定期便」が送られてきます。入るお金のうち、自分の年金はいくらもらえるのかを知るためにはこの「ねんきん定期便」を確認しましょう。

50歳未満の人と50歳以上の人ではフォーマットが異なりますが、50歳以上の「ねんきん定期便」には、現時点での納付状況が60歳まで継続すると想定したうえでの受給額が試算されています。実際の受給額とかなり近い数字が記載されているため、特に重要度が増します。

上図のハガキ内「老齢年金の種類と見込額(年額)」の欄には、「何歳から」「どの種類の年金が」「いくら」もらえるかが具体的に確認できます。「ねんきん定期便」に記載された見込み額などをもとに老後のライフプランを立てていきます。

「ねんきん定期便を紛失した」「自分の年金についてさらに詳しく知りたい」という人は、日本年金機構の「ねんきんネット」を利用しましょう。基礎年金番号とメールアドレスでユーザー登録すれば、誰でも手軽に利用することができます。