7月の資金流入額1位は「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」(447.85億円)
外国株式型ファンドの7月の資金流入額1位は、「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」だった。同ファンドは、米国を代表する株価指数であるS&P500種株価指数(配当込み、円換算ベース)に連動する投資成果を目指すインデックスファンドである。7月は5.1%のプラスリターンとなり、1年間の騰落率も+14.7%と好調だ。S&P500種株価指数は2022年になって下落しているが、同ファンドは円建てなので、円安・ドル高がプラス要因となっているのだ。7月末の純資産残高は1兆3,654.70億円となり、国内公募追加型株式投資信託(ETF除く)の中で2番目となっている。個人投資家の人気が高いファンドなので、8月以降も高水準の資金流入が続く可能性は高いだろう。
■eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
基準価額 19,236円
信託報酬 0.0968%
純資産残高 1兆3,654.70億円
<騰落率>
1カ月 5.1%
3カ月 2.0%
6カ月 7.8%
1年 14.7%
※7月末時点
7月のリターン1位は「ステート・ストリート先進国株式・低ボラティリティ・アルファ・オープン(為替ヘッジあり)」(101.86%)
7月のリターン1位は、「ステート・ストリート先進国株式・低ボラティリティ・アルファ・オープン(為替ヘッジあり)」だった。同ファンドは、低ボラティリティ運用のメリットと独自の定量的手法に基づく銘柄選択を組み合わせることにより、株式ポートフォリオのボラティリティを低位に保ち、中長期的に「MSCIコクサイ指数(円ヘッジベース)」の動きを上回る投資成果を目指す。7月は+101.86%の高いリターンになっているが、大口解約の影響により基準価額が大きく変動しているので、あまり参考にならない。
8月18日時点の基準価額は23,089円と、7月末の28,695円に比べて約20%下落している。純資産残高も243万円しかなく、購入するべきではないファンドだ。
■ステート・Sストリート先進国株式・低ボラティリティ・アルファ・αオープン(為替ヘッジあり)
基準価額 28,695円
信託報酬 0.594%(年率・税込)
<騰落率>
1カ月 101.86%
3カ月 90.07%
6カ月 93.15%
1年 95.24%
※6月末時点