2022年7月、三菱UFJ銀行で多くの資金を集めたのは以下のファンドだった。

第1位「eMAXIS 日経225インデックス」の概要

三菱UFJ銀行の7月ランキング1位は、「eMAXIS 日経225インデックス」だった。同ファンドは、日経平均株価(配当込み)と連動する投資成果を目指すインデックスファンドである。日経平均株価は、6月9日の28,389.75円から20日の25,520.23円まで急落したが、7月は28,000円を目指す展開になり、同ファンドの7月騰落率も5.3%のプラスリターンだった。8月に入っても日経平均株価はしっかりの展開が続いているが、引き続き同ファンドが三菱UFJ銀行のランキング上位に入るかどうかに注目している。

■eMAXIS 日経225インデックス
基準価額 32,613円
信託報酬 0.44%(年率・税込)
純資産残高 427.19億円

<騰落率>
1カ月 5.3%
3カ月 3.6%
6カ月 3.9%
1年    3.4%

※7月末時点

全体を見て:幅広い投資対象がランクイン

三菱UFJ銀行では、国内外の株式ファンド、バランスファンド、REITファンドなど、幅広い投資対象が上位にランクインしている。ランキング4位の「ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド(毎月分配型)」は、世界の高配当の公益株に投資するアクティブファンドである。7月末時点における6カ月騰落率は+19.77%、1年騰落率は25.17%と好調だが、2020年2月から2022年6月まで30円だった分配金を、7月から20円に下げている。同ファンドは毎月分配型なので、毎月の分配金を目当てに購入している顧客も多い。分配金の引き下げが今後、影響してくるかどうかに注目だ。

■ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド(毎月分配型)
基準価額 2,857円
信託報酬 1.81%(年率・税込)
純資産残高 1兆712億円

<騰落率>
1カ月  1.00%
3カ月  0.37%
6カ月 19.77%
1年    25.17%

※7月末時点