2022年6月、三菱UFJモルガン・スタンレー証券で多くの資金を集めたのは以下のファンドだった。
第1位「eMAXIS 日経225インデックス」の概要
三菱UFJモルガン・スタンレー証券の6月ランキング1位は、「eMAXIS 日経225インデックス」だった。同ファンドは、日経平均株価(日経225)に連動する投資成果を目指すインデックスファンドである。5月は1.6%のプラスリターンとなったが、6月末の基準価額は30,971円と5月末の31,980円に比べて3.2%の下落となった。ただ、日経平均株価に連動するインデックスファンドは、株価が下落する局面で買いが増える傾向にある。7月以降も日経平均株価が下落するときは、同ファンドに買いが入る可能性は高いだろう。
■eMAXIS 日経225インデックス
基準価額 31,980円
信託報酬 0.44%(年率・税込)
純資産残高 448.27億円
<騰落率>
1カ月 1.6%
3カ月 3.7%
6カ月 -1.1%
1年 -4.1%
※5月末時点
全体を見て:「eMAXIS シリーズ」が人気
三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、三菱UFJ国際投信が運用する「eMAXIS シリーズ」が人気だ。ランキング2位の「eMAXIS 国内物価連動国債インデックス」は、国内の物価連動債に投資し、「NOMURA 物価連動国債インデックス」に連動する投資成果を目指して運用する。連動国債インデックスとは、消費者物価指数(CPI)の動きに応じて元金額や利払い額が増減する国債である。米国や欧州ほどではないが、日本でもインフレ懸念が高まっているので、インフレヘッジとして同ファンドは有効だ。7月以降も、同ファンドが三菱UFJモルガン・スタンレー証券のランキング上位に入るかどうかに注目している。
■eMAXIS 国内物価連動国債インデックス
基準価額 9,588円
信託報酬 0.44%(年率・税込)
純資産残高 49.08億円
<騰落率>
1カ月 0.2%
3カ月 2.0%
6カ月 3.1%
1年 4.0%
※5月末時点