外国株式型ファンドの5月資金流入額1位は「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」(706.21億円)
外国株式型ファンドの5月資金流入額1位は「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」だった。同ファンドは、米国を代表する株価指数であるS&P500種株価指数(配当込み、円換算ベース)に連動する投資成果を目指すインデックスファンドである。保有コストである信託報酬が0.0968%(年率・税込)と低く、つみたてNISAなどを利用して積立投資する投資家の人気が高い。米国株は2022年になって売りが優勢になっているが、長期での積立投資をしている投資家にとっては安い値段で購入できるチャンスでもある。6月にはいってもS&P500種株価指数は上値の重い展開が続いているものの、同ファンドへの資金流入は続く可能性が高いだろう。
■eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
基準価額 18,669円
信託報酬 0.0968%
純資産残高 1兆2,208.56億円
<騰落率>
1カ月 -1.0%
3カ月 5.6%
6カ月 1.3%
1年 16.9%
※5月末時点
外国株式型ファンドの5月リターン1位は「テーマレバレッジEV2倍」(22.31%)
外国株式型ファンドの5月リターン1位は「テーマレバレッジEV2倍」の22.31%だった。同ファンドは、日本を含む世界のEV(電気自動車)関連の株式に投資。さらに、信託財産の純資産残高の2倍程度を投資するファンドだ。組入上位銘柄には、テスラやオン・セミコンダクター、NXPセミコンダクターズなどが含まれている。ただ、5月のリターンは22.31%と高かったものの、6カ月の騰落率は-44.3%となっており、非常に基準価額の値動きが大きくなっている。ハイリスク・ハイリターンの金融商品なので、リスクを積極的に取れる投資家以外は購入しない方がいいだろう。
■テーマレバレッジEV2倍
基準価額 11,290円円
信託報酬 1.4055%(年率・税込)
純資産残高 13億円
<騰落率>
1カ月 22.3%
3カ月 -17.0%
6カ月 -44.3%
1年 -2.8%
※5月末時点