2022年5月、北洋銀行で多くの資金を集めたのは以下のファンドだった。
第1位「新光US-REITオープン」の概要
北洋銀行の5月ランキング1位は、「親光US-REITオープン」だった。同ファンドは、US-REITに投資し、長期的な値上がり益の獲得を目指すファンドである。5月のUS-REITは下落した。米長期金利が3%台に上昇したことや、FRB(米連邦準部制度理事会)の金融引き締めへの警戒感が高まったからだ。ただ、6月6日時点における6カ月リターンは8.5%、1年19.2%と高いリターンをだいているので、6月以降も北洋銀行のランキング上位に入る可能性は高いだろう。
■新光US-REITオープン
基準価額 2,302円
信託報酬 1.683%(年率・税込)
純資産残高 4,814.11億円
<騰落率>
1カ月 -2.8%
3カ月 8.2%
6カ月 8.5%
1年 19.2%
※6月6日時点
全体を見て:外国株式ファンドが人気
北洋銀行では外国株式ファンドの人気が高かった。ランキング3位の「netWIN GSテクノロジー株式ファンドBコース(為替ヘッジなし)」は、テクノロジーの発展によって恩恵が見込まれる米国企業の株式に投資するアクティブファンドで、5月末時点における組入上位銘柄は、以下の通り。
1.マイクロソフト 9.2%
2.アマゾン・ドット・コム 8.3%
3.アドビ 5.7%
4.アップル 5.2%
5.アルファベット 5.0%
同ファンドの5月の騰落率は4.01%のマイナスリターンだった。ロシアのウクライナ侵攻や米金利上昇によって、米国のハイテク株は売りが優勢になっているからだ。同ファンドのパフォーマンスも2022年になって冴えない状態が続いているものの、6月以降も北洋銀行のランキング上位に入るかどうかに注目している。
■netWIN GSテクノロジー株式ファンド Bコース(為替ヘッジなし)
基準価額 20,941円
信託報酬 2.09%(年率・税込)
純資産残高 6,863億円
<騰落率>
1カ月 -4.01%
3カ月 -5.63%
6カ月 -19.02%
1年 -4.72%
※5月末時点