2022年4月、ゆうちょ銀行で多くの資金を集めたのは以下のファンドだった。

第1位「ダイワ・USーREITオープン(毎月決算型)Bコース(為替ヘッジなし)」の概要

ゆうちょ銀行の4月ランキング1位は、「ダイワ・USーREITオープン(毎月決算型)Bコース(為替ヘッジなし)」だった。同ファンドは、米国のREIT(不動産投資信託)に投資するファンドである。4月は3.7%のプラスリターンとなり、1年間の騰落率も35.3%と好調だった。ただ、4月下旬から米国金利の急速な上昇によって米国REITは売りが優勢となり、5月13日時点の基準価額は2,553円と、4月末の2,914円に比べて約13%の下落となっている。5月に入って大幅にパフォーマンスが悪化している米国REITであるが、同ファンドが5月以降もゆうちょ銀行のランキング上位に入るかどうかに注目だ。

■ダイワ・USーREITオープン(毎月決算型)Bコース(為替ヘッジなし)  
基準価額 2,914円
信託報酬 1.672%(年率・税込)
純資産残高 7,513億円

<騰落率>
1カ月   3.7%
3カ月 14.6%
6カ月 15.3%
1年     35.3%

※4月末時点

全体を見て:「JP4資産バランスファンド」シリーズが人気

4位と5位に「JP4資産バランスファンド」シリーズがランクインしている。同シリーズは、日本と海外の債券と株式に分散投資することで、安定的な収益の確保を目指すバランスファンドである。そして、ランキング4位の「安定成長コース」は、株式50%、債券50%で安定的な成長を目指す。3月は4.10%のプラスリターンになったが、4月末の基準価額は13,604円と、3月末の13,966円に比べて2.6%の下落となった。ただ、海外株式型ファンドよりリスクは低く、マイナス幅も限定的だ。安定的な収益が期待できるファンドとして、5月以降もゆうちょ銀行のランキング上位に入る可能性は高いだろう。

■JP4資産バランスファンド(安定成長コース)
基準価額 13,966円
信託報酬 0.63470%(年率・税込)
純資産残高 1,293.24億円

<騰落率>
1カ月  4.10%
3カ月 -0.58%
6カ月  1.17%
1年     4.51%

※3月末時点