2022年4月、みずほ証券で多くの資金を集めたのは以下のファンドだった。

第1位「キャピタル・インベストメント・カンパニー・オブ・アメリカ ICA」の概要 

みずほ証券の4月ランキング1位は、「キャピタル・インベストメント・カンパニー・オブ・アメリカ ICA」だった。同ファンドは、主に米国株に投資するアクティブファンドで、3月末時点における組入上位銘柄は、以下の通り。

1.マイクロソフト 7.6%
2.アマゾン・ドット・コム 4.6%
3.ブロードコム 4.3%
4.メタ・プラットフォームズ 3.7%
5.アルファベット 3.4%

3月は10.2%と高いリターンになったが、4月末時点の基準価額は15,771円と、3月末の16,458円に比べて4.2%のマイナスとなった。ただ、同ファンドの人気は高く、4月末時点の純資産残高は1,000億円を突破している。ウクライナ情勢の緊迫化や米金利上昇によって米国株は上値の重い展開が続いているが、5月以降もみずほ証券のランキング上位に入るかどうかに注目だ。

■キャピタル・インベストメント・カンパニー・オブ・アメリカ ICA  
基準価額 16,458円
信託報酬 1.133%(年率・税込)
純資産残高 856億円

<騰落率>
1カ月 10.2%
3カ月   2.3%
6カ月 13.7%
1年    24.2%

※3月末時点

全体を見て:海外株式型ファンドの人気が高い

みずほ証券では、4月も海外株式型ファンドの人気が高く、上位10ファンドすべてが海外株式型ファンドとなっている。ランキング2位の「ファンドスミス・グローバル・エクイティ・ファンド」は、ファンドスミス・インベストメント・サービシーズ・リミテッドが運用を行うアクティブファンドで、世界中の株式が投資対象である。そして、3月末時点における組入上位銘柄は、以下の通り。

1.マイクロソフト(米国)
2.ノボ・ノルディスク(デンマーク)
3.アイデックスラボラトリーズ(米国)
4.ロレアル(フランス)
5.エスティローダー(米国)

3月は10.03%と高いリターンになったものの、4月末時点における基準価額は9,407円と、3月末の9,789円に比べて約4%下落している。世界中の株式に分散投資しているが、米国の比率が73%と高く、米国株式市場の下落の影響を受けているのだ。5月も株式市場は不安定な状況が続きそうだが、みずほ証券で同ファンドに買いが継続するかどうかに注目している。

■ファンドスミス・グローバル・エクイティ・ファンド 
基準価額 9,789円
信託報酬 1.8335%(年率・税込)
純資産残高 2,363.19億円

<騰落率>
1カ月  10.03%
設定来 -5.17%(2021年12月~)

※3月末時点