公募株式投資信託(ETF除く)は16カ月連続の資金流入超

純資産総額 87,116,404百万円(+5,513,484百万円)
ファンド数 5,621本(+3本)

海外・国内株式型ファンドで資金流入が続いたことから、国内公募追加型株式投資信託(ETF除く)は7,298億円の資金流入となり、16カ月連続で流入超過となった。資産別リターンでは、REITの+10.7%がトップで、外国株式+9.6%、ハイイールド債券+7.0%となった。

1兆円ファンドが4本に

国内公募の追加型株式投資信託(ETFを除く)の純資産総額上位4本が3月末時点で1兆円を超えた。月末ベースで「1兆円ファンド」が4本に増えるのは、2015年11月以来6年4カ月ぶりだ。上位4ファンドの純資産総額は、以下の通り。

1.アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型
1兆8416.45億円

2.eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
1兆1650.62億円

3.グローバルESGハイクオリティ成長株式ファンド(為替ヘッジなし)
1兆227.46億円

4.ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド(毎月分配型)
1兆30.05億円

2月末時点で1兆円を超えていたのは、「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型」のみだったが、3月は4本に増えた。とくに2位の「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」は、インデックス型の国内公募追加型株式投資信託(ETF除く)として初めて1兆円の大台を超えた。3月は米国株式市場が上昇したことなどから、各ファンドのパフォーマンスが良かったことに加え、「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」には669億円、「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型」には612億円など高水準の資金流入が続いたことが原因だ。4月も海外株式型ファンド中心に資金流入が続く可能性は高いだろう。