2022年2月、関西みらい銀行で多くの資金を集めたのは以下のファンドだった。

第1位「ダイワJ-REITオープン(毎月分配型)」の概況

関西みらい銀行の2月販売金額ランキング1位は、「ダイワJ-REITオープン(毎月分配型)」だった。同ファンドは、東京証券取引所が算出・公表する「東証REIT指数(配当込み)」に連動する投資成果を目指すインデックスファンドで、2月末時点における騰落率は、以下の通り。

■ダイワJ-REITオープン(毎月分配型)

基準価額 2,797円
信託報酬 0.792%(税込)
純資産残高 3,658億円

<騰落率>
1カ月  -3.0%
3カ月  -5.2%
6カ月 -11.1%
1年         0.0%

※2月末時点

2月の東証REIT指数は下落した。FRB(米連邦準備制度理事会)の金融引き締めペースが加速したことから国内外の長期金利が上昇したことや、ウクライナ情勢の緊迫化による地政学リスクが高まったからだ。3月は金融機関の決算期末となるので、REITは引き続き売りが優勢になる可能性が高いが、関西みらい銀行のランキング上位に入るかどうかに注目だ。

全体を見て:海外株式型ファンドが人気

関西みらい銀行のランキング2位と3位は「海外株式型ファンド」となっている。2位の「netWIN GSテクノロジー株式ファンド Bコース(為替ヘッジなし)」は、テクノロジーの発展によって恩恵が見込まれる米国企業の株式に投資するアクティブファンドである。2月末時点における組入上位銘柄は、以下の通り。

1.マイクロソフト 9.6%
2.アルファベット 9.2%
3.アマゾン・ドット・コム 7.0%
4.アップル 5.1%
5.マーベル・テクノロジー 3.0%

ただ、2月はFRB(米連邦準備制度理事会)による利上げ観測が高まったことや、ウクライナ情勢の緊迫化によって米国株式市場は軟調な展開になり、同ファンドの基準価額も下落した。同ファンドの2月末時点における騰落率は、以下の通り。

■netWIN GSテクノロジー株式ファンド Bコース(為替ヘッジなし)

基準価額   22,726円
信託報酬   2.09%(税込)
純資産残高 7,056.6億円

<騰落率>
1カ月 -1.22%
3カ月 -14.19%
6カ月 -11.42%
1年         9.47%

※2月末時点

3月に入っても米国株式市場は上値の重い展開が続いているが、同ファンドが引き続き関西みらい銀行のランキング上位に入るかどうかに注目だ。