資金流入額トップ(6カ月累計)は「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型」
2021年8月~2022年1月までの6カ月資金流入額トップは、「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型」だった。同ファンドは、マイクロソフトやアマゾン・ドット・コムなど米国の成長株に投資するアクティブファンドである。1月の米国市場は大きく下落。ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は約9%下落し、同ファンドの基準価額も12.54%下落している。ただ、同ファンドには1月に約1242億円の資金流入があり、6カ月の資金流入額トップの座をキープした。
資金流出額1位(6カ月累計)は「デジタル・トランスフォーメーション株式ファンド」
6カ月資金流出額トップは、「デジタル・トランスフォーメーション株式ファンド」だった。同ファンドは、世界の上場株式の中から「ゼロ・コンタクト・ビジネス(非接触型ビジネス)」を行う企業の株式に投資するアクティブファンドで、1月末時点における騰落率は、以下の通り。
1カ月 -26.15%
3カ月 -42.56%
6カ月 -41.26%
1年 -43.36%
FRB(米連邦準備制度理事会)による利上げ観測から長期金利が上昇。同ファンドが投資するグロース株(成長株)は大きく売られる展開になっている。1月も約53億円の資金流出となり、6カ月累計では1,000億円を超える資金流出額となった。3月のFOMC(連邦公開市場委員会)で0.5%の利上げ観測がでるなど、今後も金利が上昇しやすい環境が続く見込みで、しばらく同ファンドからの資金流出が続く可能性は高いだろう。