2022年1月、りそな銀行で多くの資金を集めたのは以下のファンドだった。

第1位「日経225ノーロードオープン」の概要

りそな銀行の1月販売額ランキング1位は、「日経225ノーロードオープン」だった。同ファンドは、日経平均株価(日経225)に連動する投資成果を目指すインデックスファンドである。同ファンドの1月末時点における騰落率は、以下の通り。

1カ月 -6.30%
3カ月 -6.53%
6カ月 -0.51%
1年    -1.45%

1月の日経平均株価は、米国のFRB(米連邦準備制度理事会)による利上げ懸念によって売りが先行し、27日には26,044.52円の昨年来安値をつけた。ただ、日経平均株価に連動するインデックスファンドは、株式市場が下落する場面で買いが増える傾向にある。そして、日経平均株価が急落した1月第4週(24~28日)には、同ファンドに約193億円の資金流入があった。これは、国内公募追加型株式投資信託(ETF除く)の中で2番目の大きさである。2月以降も株価が急落する場面では、 同ファンドに買いが入る可能性は高いだろう。

全体を見て:「りそなラップ型ファンド」が順位を落とす

「りそなラップ型ファンド」の3本が上位にランクインしたものの、1月は少し順位を落とした。金融機関の専門家が包括的に資産管理や運用を行うサービスを「ラップ口座」と呼ぶが、「りそなラップ型ファンド」は「ラップ口座」のようなサービスを少額から手軽に始められるように設計された投資信託のことである。「りそなラップ型ファンド」には、「安定型」「安定成長型」「成長型」の3つの運用タイプがあり、もっとも順位が高かったのは「安定成長型」の4位で、2022年1月末時点における騰落率は、以下の通り。

3カ月  -2.87%
6カ月  -0.53%
1年      6.49%

直近のパフォーマンスは優れなかったものの、1年間では6.49%のリターンとなっている。1月は少し順位を落としたが、2月以降もりそな銀行のランキング上位に入る可能性は高いだろう。