【2022年2月号】三菱UFJ銀行 人気ファンドランキング トップ10

2022年1月、三菱UFJ銀行で多くの資金を集めたのは以下のファンドだった。

第1位「eMAXIS 日経225インデックス」の概要 

三菱UFJ銀行の1月販売額ランキング1位は「eMAXIS 日経225インデックス」だった。同ファンドは、日経平均株価（日経225）の値動きに連動する投資成果を目指すインデックスファンドで、1月末時点における騰落率は以下の通り。

1月の日経平均株価は6.2％安と2020年3月以来の下落率となった。FRB（米連邦準備制度理事会）による金融政策正常化の前倒し観測から投資家のリスク回避姿勢が強まり、日経平均株価は水準を切り下げる展開となったからだ。1月27日には26,044.52円まで下落し、昨年来安値を更新している。しかし、日経平均株価に連動するインデックスファンドは、株価が下落する局面で買いが増える傾向にある。三菱UFJ銀行でも、日経平均株価が下落する局面で同ファンドに買いを入れた投資家が多かったと考えられる。2月に入っても日経平均株価は上値の重い展開が続いているが、株価が下落する局面では同ファンドに買いが入る可能性は高いだろう。

全体を見て：「eMAXIS」「eMAXIS Slim」シリーズが人気

三菱UFJ国際投信が運用している「eMAXIS」「eMAXIS Slim」シリーズが人気だ。「eMAXIS」シリーズは、購入時手数料のかからないノーロードのインデックスファンド・シリーズである。日経平均株価やNYダウなどの株価指数だけでなく、債券やREIT（不動産投資信託）など品揃えが豊富だ。そして、「eMAXIS Slim」シリーズは、ノーロードファンドというだけでなく、保有コストである信託報酬にとことんこだわったインデックスファンド・シリーズで、業界最低水準の運用コストを目指している。三菱UFJ銀行では、「eMAXIS」シリーズが3本、「eMAXIS Slim」シリーズが2本、1月の販売額ランキング上位に入っている。三菱UFJ銀行ではインデックスファンドの人気が高いので、2月以降も「eMAXIS」「eMAXIS Slim」シリーズがランキング上位に入る可能性は高いだろう。