2021年12月、みずほ銀行で多くの資金を集めたのは以下のファンドだった。
第1位「ファンドスミス・グローバル・エクイティ・ファンド」の概要
みずほ銀行の12月ランキング1位は、「ファンドスミス・グローバル・エクイティ・ファンド」だった。同ファンドは、日本を含む世界の企業の中から、業種や財務指標・ビジネスモデルなどの観点から厳選した20~30銘柄に投資するアクティブファンドである。具体的には、「収益獲得のために大きな借入の必要がない」「投下資本に対して高いリターンを維持している」「収益性の高い事業に再投資し、より大きな成長が期待できる」と判断した企業に投資する。同ファンドは2021年12月22日に新規設定され、設定日残高が1185億円と、2021年に設定されたファンドの中で2番目の大きさとなった。2022年1月以降も、みずほ銀行のランキング上位に入るかどうか注目だ。
全体を見て:海外株式ファンドが人気
みずほ銀行では2021年12月も海外株式ファンドの人気が高かった。2位の「キャピタル世界株式ファンド」は、新興国を含む世界の株式に分散投資するアクティブファンドで、11月末時点における騰落率は以下の通り。
1カ月 -1.1%
3カ月 4.3%
6カ月 10.8%
1年 33.3%
同ファンドは2007年に運用開始し、10年以上の実績がある。世界的な株価上昇を背景にコロナショック後の2020年4月以降に純資産残高が伸びており、11月末時点で2482.4億円となっている。コロナショック前は1000億円前後だったので、約2.5倍になっているのだ。10年間のリターンも372.6%と高く実績のあるファンドなので、2022年1月以降もみずほ銀行のランキング上位に入る可能性は高いだろう。