12月30日は年内最後の株式取引日「大納会(だいのうかい)」です。皆さんは今年の取引はうまくいきましたか? 2021年の日経平均は本記事執筆時点(2021年12月23日)で、年央にかけて値を下げる「M字型」の値動きを形成しました。年の前半に参入した人にとっては厳しい環境だったかもしれません。

株式でうまく利益を得られなかった方は「お年玉トレード」を試してみませんか? 年末に買い、年始にすぐ売ってしまう手法です。投資に絶対はありませんが、2000年~2020年では7割近い勝率がありました。それとは別に、損失を翌年以降に繰り越す「損失の繰り越し控除」も有効です。

来年をよい年にするためにも、「お年玉トレード」と「損失の繰り越し控除」の両方を簡単に確認しましょう

年内最後の取引日

大納会は、厳密には証券取引所で年の最終取引日に行われる催事を指しますが、一般的には最終取引日そのものをいいます。基本的には12月30日ですが、土日・祝日などの場合は前倒しされます。例えば2018年の大納会は12月28日でした。

年末年始は世界の主要な株式市場も全て休場となります。先物を含めると土日を除き1年中どこかの国で取引されている株式市場も、年末年始だけはゆっくりお休みです。

ちなみに、翌年の最初の取引日は「大発会(だいはっかい)」といいます。2022年は1月4日が大発会です。基本的に1月4日ですが、土日・祝日の場合は後ろ倒しとなります。直近では2020年の大発会は1月6日にずれました。