2021年12月、楽天証券で多くの資金を集めたのは以下のファンドだった。

第1位「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」の概要

楽天証券の12月販売ランキング1位は、「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」だった。同ファンドは、S&P500種株価指数(配当込み・円換算ベース)に連動する投資成果を目指すインデックスファンドである。2021年の S&P500種株価指数は27%上昇し、過去最高値を70回更新した。そして、コロナショック時の2020年3月の安値から、1年5カ月で2倍に上昇。好調なパフォーマンスを背景に同ファンドには資金流入が続き、2021年は5,154億円の資金流入があった。つみたてNISAなどを利用して積立投資している投資家も多く、2022年も引き続き同ファンドへの資金流入が続く可能性は高いだろう。

全体を見て:海外株式型のインデックスファンドが人気

楽天証券の12月ランキング上位には、海外株式型のインデックスファンドが多い。2位の「楽天・全米株式インデックス・ファンド」は、主に「バンガード・トータル・ストック・マーケットETF」に投資し、「CRSP USトータル・マーケット・インデックス(円換算ベース)」に連動する投資成果を目指すインデックスファンドである。「CRSP USトータル・マーケット・インデックス」は、米国株式市場の大型株から小型株までを網羅し、投資可能な銘柄のほぼ100%となる約4,000銘柄で構成されている時価総額加重平均型の株価指数である。米国を代表する株価指数である「S&P500種株価指数」や「NYダウ」などよりも幅広い銘柄に分散投資できるので、リスクを抑えた運用が可能だ。そして、同ファンドの11月末時点における騰落率は、以下の通り。

  1カ月 0.8%
  3カ月 5.8%
  6カ月  13.8%
  1年     40.1%

11月末時点における過去1年間のリターンが40.1%と高く、投資家の関心は高い。2022年1月以降も、同ファンドが楽天証券のランキング上位に入る可能性は高いだろう。