finasee Pro(フィナシープロ)
新規登録
ログイン
新着 人気 特集・連載 リテール&ウェルス 有価証券運用 金融機関経営 ビジネス動画 サーベイレポート

トランプの米国に疲れた皆さん、欧州はいかが?日本で唯一の「英国株インデックスETF」が上場!

finasee Pro 編集部
finasee Pro 編集部
2025.06.03
会員限定
トランプの米国に疲れた皆さん、欧州はいかが?日本で唯一の「英国株インデックスETF」が上場!

 

5月29日、大和アセットの「iFreeETF 英国FTSE(フッツィー)100」が東証に上場しました。これは、日本では唯一となる「英国株インデックスに連動するETF」です。日本の個人投資家にとって、米国や中国、インドなどに偏りがちだった海外投資の幅を広げるための選択肢となりそうです。

 

英国株が世界経済の変調に強い「2つの理由」

米国株はこの数年、圧倒的な成長性とパフォーマンスで注目されてきました。しかし、トランプ氏が再び政権に返り咲いたことで、政策リスクや市場のボラティリティが高まっており、投資でも「アメリカ一極集中」であることに不安を感じる投資家も少なくありません。こうした背景のなか、欧州、なかでも英国市場への関心がじわじわと高まっています。

FTSE100とは、ロンドン証券取引所に上場する企業の中から、時価総額の上位100社で構成される株価指数です。エネルギー大手のシェル、製薬大手のアストラゼネカ、金融のHSBCホールディングス、日用品メーカーのユニリーバなど、世界的に知られる企業が多く含まれています。

FTSE100構成銘柄のセクター割合は、金融23%、生活必需品16%、資本財・サービス15%となっています。米国のS&P500がGAFAに代表されるテック銘柄に引きずられやすいのとは対照的に、FTSE100は生活に密着したディフェンシブ(内需)株が多く、景気変動に対して比較的安定した動きを見せることが特徴です。

 

また、現在進行中の地政学リスクの観点から見ても、英国市場は日米など他の先進国にはない優位性を持っています。

トランプ米政権は各国に対し、強硬な関税措置を発動しています。日本は対米貿易黒字国であり、米国からの圧力を受けやすい立場にあります。一方で、英国は米国に対して貿易赤字を抱えており、米国からみれば「米国産を買ってくれている国」です。そのため、トランプ政権は英国に対してはソフトな姿勢を示しています。

こうした背景から、英国株はトランプ政治の不確実性に左右されにくく、投資のポートフォリオにおける“緩衝材”としての役割が期待されているのです。

事実、英国株のパフォーマンスも堅調で、年初から5月末までの上昇率はFTSE100が5.7%と、S&P500(0.3%)、TOPIX(2%)といった他国の主要指数と比べても優れています。

 

ETFの上場セレモニーには、英国のロングボトム駐日大使も出席した(前列中央右、29日 東証)

今回上場したiFreeETF 英国FTSE100は、日本での取引が可能でありながら、ロンドン市場を代表する企業群にまとめて投資できるという点で、投資の「地域的な分散」に関心のある人にとって有用な選択肢と言えるでしょう。

とはいえ、ETFはあくまで「投資の手段」であり、自分の資産形成の目的や投資スタイルに合っているかどうかを見極めることが大切です。米国株に偏りがちだったポートフォリオに、欧州というもう一つの視点を加える――そうした投資スタンスの転換を考えるうえで、今回のETFの登場はひとつのきっかけとなるかもしれません。

 

5月29日、大和アセットの「iFreeETF 英国FTSE(フッツィー)100」が東証に上場しました。これは、日本では唯一となる「英国株インデックスに連動するETF」です。日本の個人投資家にとって、米国や中国、インドなどに偏りがちだった海外投資の幅を広げるための選択肢となりそうです。

続きを読むには…
この記事は会員限定です
会員登録がお済みの方ログイン
ご登録いただくと、オリジナルコンテンツを無料でご覧いただけます。
投資信託販売会社様(無料)はこちら
上記以外の企業様(有料)はこちら
※会員登録は、金融業界(銀行、証券、信金、IFA法人、保険代理店)にお勤めの方を対象にしております。
1

関連キーワード

  • #ETF
  • #マーケット情報

おすすめの記事

ファンドアナリスト海老澤 界が2026年第1四半期を振り返る~投資信託の今と、これから

Finasee編集部

ファンドアナリスト篠田 尚子が2026年第1四半期を振り返る~投資信託の今と、これから

Finasee編集部

日本初のハンセンテック指数連動ETFが東証上場―注目浴びる“中国テック株”が投資の選択肢に

Finasee編集部

トランプの米国に疲れた皆さん、欧州はいかが?日本で唯一の「英国株インデックスETF」が上場!

finasee Pro 編集部

【新NISA対象】ブラックロックから「iシェアーズ S&P500 トップ20 ETF」「iシェアーズ ゴールド ETF」が上場! 個人投資家にとっての魅力は…

Finasee編集部

著者情報

finasee Pro 編集部
ふぃなしーぷろへんしゅうぶ
「Finasee」の姉妹メディア「Finasee PRO」は、銀行や証券会社といった金融機関でリテールビジネスに携わるプロフェッショナルに向けたオンライン・コミュニティメディアです。金融行政をめぐる最新動向をはじめ、金融機関のプロフェッショナルにとって役立つ多様なコンテンツを日々配信。投資家の皆さんにも有益な記事を選りすぐり、「Finasee」にも配信中です。
続きを読む
この著者の記事一覧はこちら

アクセスランキング

24時間
週間
月間
【第4回】オルタナティブ戦略ファンドは何を見て選ぶのか
【連載】藤原延介のアセマネインサイト㊲
NISA買付額は成長投資枠がけん引! ただし、年後半は毎月分配型の存在感高まる
個人向け国債、現場はどう向き合うか~顧客対応と社内評価の実態を探る
CDSにヘッジ会計が適用できるのか
【プロが解説】エネルギー安全保障を支える「軽くて曲がる」次世代太陽電池への期待
マン・グループの洞察シリーズ⑳
新たな投資局面の原動力となるインフラ資産
中国銀行の売れ筋で外国株式ファンドの勢力図を再編、「世界のベスト」「WCM」が上位固定の一方で新興勢が存在感
「テクノロジー×教育×アクセス向上」でプライベートアセットの民主化を――iCapitalが描くオルタナ市場拡大への道筋
常陽銀行の売れ筋で「NASDAQ100」が第3位に浮上、「グローバル・ロボティクス」は「フィジカルAI」の本命か?
「サイバー有事前夜」、誰が資産を守るのか――金融の利便性を支える責任と連携
【第4回】オルタナティブ戦略ファンドは何を見て選ぶのか
個人向け国債、現場はどう向き合うか~顧客対応と社内評価の実態を探る
社債620兆円、その先に何がある?――日証協2040年ビジョンを読む
常陽銀行の売れ筋で「NASDAQ100」が第3位に浮上、「グローバル・ロボティクス」は「フィジカルAI」の本命か?
マン・グループの洞察シリーズ⑳
新たな投資局面の原動力となるインフラ資産
Japan Weeks初日に高市首相と伊藤長官が語ったこと
【みさき透】今泉宣親・金融庁銀行第二課長インタビュー
投信ビジネスで培った信頼は預金の粘着性につながる
CDSにヘッジ会計が適用できるのか
「支店長! もっと自分を必要としてくれる会社に転職したいです」
SBI証券で日本株「4.3倍ブル」が人気、米国ハイテク株には慎重姿勢? 日経平均の急落にも買い向かう投資家
個人向け国債、現場はどう向き合うか~顧客対応と社内評価の実態を探る
【みさき透】今泉宣親・金融庁銀行第二課長インタビュー
投信ビジネスで培った信頼は預金の粘着性につながる
J-FLECの労作「家計見える化報告書」で“先送り”にされた2つの論点
「支店長! もっと自分を必要としてくれる会社に転職したいです」
中途半端な再発防止策も容赦なく「処分の対象」に?--他人事にしにくいプルデンシャル行政処分の3つの注目点
佐々木城夛の「バタフライ・エフェクト」第21回:“106万円の壁”撤廃の影響を受けるセクターとは
三菱UFJ銀行の9月ランキングで「ウェルス・インサイト(標準型)」がトップ維持、「世界のベスト」が急浮上
みずほ銀行で「キャピタル世界株式」がトップに、想定最終利回り約2.7%の「グローバル債券ファンド」も人気化
【第4回】オルタナティブ戦略ファンドは何を見て選ぶのか
Keyaki Capital、投資アドバイザーを対象としたオルタナティブ投資プラットフォームの提供を開始
ランキングをもっと見る
finasee Pro(フィナシープロ) | 法人契約プランのご案内
  • 著者・識者一覧
  • 本サイトについて
  • 個人情報の取扱いについて
  • 当社ウェブサイトのご利用にあたって
  • 運営会社
  • 個人情報保護方針
  • アクセスデータの取扱い
  • 特定商取引に関する法律に基づく表示
  • お問い合わせ
  • 資料請求
© 2026 finasee Pro
有料会員限定機能です
有料会員登録はこちら
会員登録がお済みの方ログイン
有料プランの詳細はこちら