finasee Pro(フィナシープロ)
新規登録
ログイン
新着 人気 特集・連載 リテール&ウェルス 有価証券運用 金融機関経営 ビジネス動画 サーベイレポート

【NISA対象】「日本を根っこから元気に」R&Iファンド大賞受賞のひふみ投信・ひふみプラス、投資家にとっての注目ポイントは…

finasee Pro 編集部
finasee Pro 編集部
2025.05.14
会員限定
【NISA対象】「日本を根っこから元気に」R&Iファンド大賞受賞のひふみ投信・ひふみプラス、投資家にとっての注目ポイントは…

レオス・キャピタルワークスが運用する投資信託「ひふみ投信」と「ひふみプラス」が、格付投資情報センター(R&I)が選定する「R&Iファンド大賞2025」において、投資信託10年/国内株式コア部門で優秀ファンド賞を受賞した。

継続的な受賞、評価の背景にあるものとは

R&Iファンド賞とは、5000本を超える投資信託の中から中立的な立場で「優れた運用実績を示したアクティブファンド」を表彰するアワード。

ひふみ投信は、投資信託10年部門において7年連続の受賞となる。この継続的な実績は、同ファンドの「守りながら増やす」という運用方針と、長期的な視点に基づいた投資戦略が市場から評価された結果と考えられる。

レオス・キャピタルワークスの代表取締役社長兼シニア・ファンドマネージャーの藤野英人氏は、受賞について次のようにコメントしている。

「『R&Iファンド大賞2025』を今年も受賞できたことは、現在マーケットが大きく変動している中で大きな励みになる受賞です。投資信託10年部門においてひふみ投信が7年連続で認められたことを大変うれしく思います」

「ひふみ」シリーズのコンセプトと投資戦略

ひふみ投信とひふみプラスは、「日本を根っこから元気にする」をコンセプトに掲げ、主に日本の成長企業に投資を行う。

ひふみ投信は、レオス・キャピタルワークスが直接販売する投資信託。投資家が自由に金額と引落し月を設定できる「自由つみたて」システムを採用している。積極的な情報開示と保有期間に応じて信託報酬を実質的に還元する「資産形成応援団(信託報酬一部還元方式)」という日本初の仕組みを導入し、長期的な資産形成を支援する。

一方、ひふみプラスは、銀行や証券会社など102社の販売会社を通じて間接販売される投資信託。ひふみ投信と同じ「ひふみ投信マザーファンド」に投資しているため、組入銘柄に相違はない。

藤野氏は今回の受賞に際し、「『日本や海外の成長企業に投資』『守りながらふやす運用』『顔が見える運用』をこれからも大切にし、一、二、三(ひい、ふう、みい)と一歩一歩皆様と歩んでいけるよう、引き続き全力を尽くして運用してまいります」と述べ、今後も顧客との緊密な関係を維持しながら、持続可能な成長を目指す姿勢を示した。

個人投資家にとっての魅力と注意点は何か

R&Iファンド大賞で受賞を果たした「ひふみ」シリーズ。同シリーズの運用方針において、個人投資家が注目すべき点はどこにあるのか。

最大のメリットは、長期的な資産成長が期待される点だろう。成長が見込まれる企業を選定し、短期的な市場の変動に左右されずに投資を継続する運用戦略によって、投資家は複利効果を通じて着実な資産増加を目指すことが可能となる。また日本の成長企業への投資という面では、経済の活性化に貢献しながら、成長の果実を投資収益として享受する機会も得られる。透明性の高い情報が開示されることで、投資家は納得感を持って投資を継続しやすくなるだろう。

一方で注意点もある。長期投資であっても、市場全体の変動や、投資先の個別企業の予期せぬ業績悪化による元本割れのリスクは常に考慮しておきたい。また、成長企業の選定は容易ではなく、ファンドの運用担当者の分析や判断が期待通りの成果につながるとは限らない。運用担当者の情報発信の魅力や頻度、過去の受賞歴や運用実績も重要な情報だが、あくまで参考情報の1つとして捉え、常に最新の実績を収集し、慎重な投資判断を心掛けるべきだろう。

したがって、個人投資家が「ひふみ」シリーズや同様の運用方針を掲げるファンドを検討する際には、メリットと注意点を総合的に理解し、投資目標、リスク許容度、投資期間などを十分に考慮した上で判断することが必要となる。

レオス・キャピタルワークスが運用する投資信託「ひふみ投信」と「ひふみプラス」が、格付投資情報センター(R&I)が選定する「R&Iファンド大賞2025」において、投資信託10年/国内株式コア部門で優秀ファンド賞を受賞した。

続きを読むには…
この記事は会員限定です
会員登録がお済みの方ログイン
ご登録いただくと、オリジナルコンテンツを無料でご覧いただけます。
投資信託販売会社様(無料)はこちら
上記以外の企業様(有料)はこちら
※会員登録は、金融業界(銀行、証券、信金、IFA法人、保険代理店)にお勤めの方を対象にしております。
法人会員とは別に、個人で登録する読者モニター会員を募集しています。 読者モニター会員の登録はこちら
※投資信託の販売に携わる会社にお勤めの方に限定しております。
モニター会員は、投資信託の販売に携わる企業にお勤めで、以下にご協力いただける方を対象としております。
・モニター向けアンケートへの回答
・運用会社ブランドインテグレーション評価調査の回答
・その他各種アンケートへの回答協力
1

関連キーワード

  • #投資信託
  • #NISA

おすすめの記事

個人投資家の力で日本企業を変える──
マネックス・アクティビスト・ファンド、設立5周年
松本大氏が魅力を語る

finasee Pro 編集部

まだ誰も見つけていない“スター候補”企業に投資できる―今、あらためて投資の醍醐味を提示する「クロスオーバー投資」とは

Finasee編集部

1位は「シティグループ米ドル社債/欧米マルチアセット戦略ファンド2024-12」! 債券持ち切り型運用に迷い?(24年12月の外債ファンド)

finasee Pro 編集部

10億円以上の資産家が多いのは山口県、北陸ではNISA活用が進む。県民性から読み解く日本人の投資性向とは?

Finasee編集部

「正しい」資産運用を地域に提供し、獲得した信頼で残高を拡大させていく case of 広島銀行

Ma-Do編集部

資産運用立国の実現に向けた官民対話の新たな挑戦──「資産運用フォーラム」が描く日本市場の未来とは
③日本の金融リテラシー向上へ、将来の資産運用を支える人材を育てる

finasee Pro 編集部

資産運用立国の実現に向けた官民対話の新たな挑戦──「資産運用フォーラム」が描く日本市場の未来とは
②DX・企業価値・サステナ・オルタナの4分野で日本を動かす

finasee Pro 編集部

資産運用立国の実現に向けた官民対話の新たな挑戦──「資産運用フォーラム」が描く日本市場の未来とは
①国内外の金融50社超が参加!資産運用フォーラムが目指すもの

finasee Pro 編集部

日本初のハンセンテック指数連動ETFが東証上場―注目浴びる“中国テック株”が投資の選択肢に

Finasee編集部

10億円以上の資産家が多いのは山口県、北陸ではNISA活用が進む。県民性から読み解く日本人の投資性向とは?

Finasee編集部

著者情報

finasee Pro 編集部
ふぃなしーぷろへんしゅうぶ
「Finasee」の姉妹メディア「Finasee PRO」は、銀行や証券会社といった金融機関でリテールビジネスに携わるプロフェッショナルに向けたオンライン・コミュニティメディアです。金融行政をめぐる最新動向をはじめ、金融機関のプロフェッショナルにとって役立つ多様なコンテンツを日々配信。投資家の皆さんにも有益な記事を選りすぐり、「Finasee」にも配信中です。
続きを読む
この著者の記事一覧はこちら

アクセスランキング

24時間
週間
月間
SBI証券で「ゴールドファンド」を上回る運用成績の株式ファンドがランクイン、高分配の「WCM」もランクアップ
資産運用ビジネスの本気度が問われる時代へ、変わる監督行政と業界
7月に発足した金融庁「資産運用課」の課題は  永山玲奈課長に聞く
「満期保有宣言を行えば減損回避可能」という謎のロジック
「支店長!融資が第一とおっしゃいますが、投信販売は重要ではないのでしょうか。担当する私たちの仕事が軽視されているように感じます」
八十二銀行の売れ筋トップは安定感の「セゾン・グローバルバランス」、パフォーマンスで際立つファンドは?
資産運用立国の実現に向けた官民対話の新たな挑戦──「資産運用フォーラム」が描く日本市場の未来とは
①国内外の金融50社超が参加!資産運用フォーラムが目指すもの
八十二銀行で「セゾン・グローバルバランス」が4カ月連続トップ、ランクを落とした「好配当株投信」の行方は?
佐々木城夛の「バタフライ・エフェクト」
第16回 米価高騰の実態は? 飲食・製造・不動産…多セクターに広がる負担
広島銀行の売れ筋に株価乱高下の影響、ランキングを上昇したファンドの特徴とは?
運用成績で目を引く「宇宙」と「モノポリー」、ワイエム証券の売れ筋国内株ファンドでは「好配当株」が浮上
資産運用ビジネスの本気度が問われる時代へ、変わる監督行政と業界
7月に発足した金融庁「資産運用課」の課題は  永山玲奈課長に聞く
SBI証券で「ゴールドファンド」を上回る運用成績の株式ファンドがランクイン、高分配の「WCM」もランクアップ
八十二銀行で「セゾン・グローバルバランス」が4カ月連続トップ、ランクを落とした「好配当株投信」の行方は?
「支店長!融資が第一とおっしゃいますが、投信販売は重要ではないのでしょうか。担当する私たちの仕事が軽視されているように感じます」
【連載】藤原延介のアセマネインサイト㉔
過去最大となった個人マネーで広がる物価高対策
日証協会長が財政規律のバランスに言及。業界が次期政権に求めるものはやっぱり…?
第14回 運用資産に関わる常識を疑え!(その3)
債券は本当に低リスク資産?
ファンドモニタリングは、どの指標を参照すればいいか
(2)アクティブファンドのモニタリング① シャープレシオについて考える
佐々木城夛の「バタフライ・エフェクト」
第16回 米価高騰の実態は? 飲食・製造・不動産…多セクターに広がる負担
唐突感ある「地域金融力」の論点化、金融庁の狙いの"ウラのウラ"を探る【オフ座談会vol.8:かやば太郎×本石次郎×財研ナオコ】
金融庁「地域金融力」強調の狙いは地銀再編の再ブーストか?金融審WG初会合の注目点
「支店長!融資が第一とおっしゃいますが、投信販売は重要ではないのでしょうか。担当する私たちの仕事が軽視されているように感じます」
佐々木城夛の「バタフライ・エフェクト」
第16回 米価高騰の実態は? 飲食・製造・不動産…多セクターに広がる負担
「ゴールベース資産管理」の実践を通じストックビジネスへの転換を加速させていく case of 足利銀行
資産運用ビジネスの本気度が問われる時代へ、変わる監督行政と業界
7月に発足した金融庁「資産運用課」の課題は  永山玲奈課長に聞く
地域金融機関44行が参加 バランスシート経営の強化へ向けたコンソーシアムが始動
暗号資産の"金商法適用"が既定路線に!有識者からは「正気の沙汰か」「ギャンブルだ」と批判も…金融審WG第2回会合で何が起きたのか
【文月つむぎ】NISA拡充策の議論が本格化、押さえておきたい3つのポイント
大和証券の売れ筋に見える投資家の力量、パフォーマンスが低迷してもトップ10をキープできるファンドとは? 
第13回 運用資産に関わる常識を疑え!(その2)
高金利通貨での運用は有利?
ランキングをもっと見る
finasee Pro(フィナシープロ) | 法人契約プランのご案内
  • 著者・識者一覧
  • 本サイトについて
  • 個人情報の取扱いについて
  • 当社ウェブサイトのご利用にあたって
  • 運営会社
  • 個人情報保護方針
  • アクセスデータの取扱い
  • 特定商取引に関する法律に基づく表示
  • お問い合わせ
  • 資料請求
© 2025 finasee Pro
有料会員限定機能です
有料会員登録はこちら
会員登録がお済みの方ログイン
有料プランの詳細はこちら